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シットキングス武道館ライブ!

世界的なダンスグループのシットキングスが
武道館初の単独ダンスライブを成功させました。

「ダンスはオマケじゃない!」

偏見かもしれませんが
過去において、ダンサーの頂点のイメージは
『有名な歌手のバックダンサーとしてツアーに参加する』
ことだったように思います。

それが、昨夜のステージでは
最初から最後まで、ダンスパフォーマンスのみで
チケットを即完売させて
立見席まで満杯にして
ライブ配信まで…

ダンサーが主役になる時代の幕開けでした。

さすがは、踊る革命家です!


セットリストや演出、照明、バンドの演奏、衣装
どれをとっても絶品で
総合芸術という感じの舞台でした。

シットキングスは大きな会場で踊ることや
物語を演じるダンスなども得意なので
単純にダンスや音楽を愉快に楽しむだけではなく
底に一貫して流れているメッセージに観客が呼応して
独特の一体感を生み出しているようにも感じました。

プロデュースしているのはkazukiさんというお話でしたが
ダンサーなので、人間の生理に詳しいのか
曲の順番や、笑ったり興奮したり、静かに見入ったりという流れが
身体に負担の少ない
とても自然で楽な受け入れやすいセットリストになっていました。

ライブハウスとも違い
武道館は特別な雰囲気を持っている場所で
いつも、「広いなぁ」と感じていたのに
昨夜は小さく思えました。
シットキングスの発するオーラに対して、会場が狭く感じられるほど
観に来られなかったひとの想いも含めて
会場が膨らんで破裂しそうでした!

シットキングスはアンコールはしないので
2時間の公演が短く感じられるかと思っていましたが
まるで1年くらい武道館で過ごしたような
不思議な充実感がありました。
壮大な物語の読了感のような
時空の感覚を変化させるこのエネルギーは
シットキングスならではのものかもしれません。

ダンスの技術や音楽のセンス
業界屈指の4人の才能にも感服します。
実力がすごすぎる~!


シットキングスの作品からいつも感じるメッセージは
「今を生きる」ということ。
そして、自分自身の裸のままで、愛すること。

あれだけの舞台装置を準備しながらも
舞台上に「人間シットキングス」が踊るとき
手ぶらで自分の身体だけで表現することの尊さを
切実に感じてしまいました。


シットキングスを好きになってよかった。

出逢えてよかった。

今が幸せ。


シットキングスの皆さん、ありがとうございます!!!

最高にして最強のパフォーマンスだったよぉ~!!!!


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