人の脳味噌の不思議について~韓国旅行に行って気付いたこと3つ~
もともと旅行は嫌いだった私。仕事で行くのは仕事だから、ためらいもなく海外に出ていて、平均的な人よりはたくさん行った方だと思う。でも4年間コロナで鎖国状態。先月久しぶりに台北に出かけて衝撃を受けた。だから、とにかく追いつこうと思ってソウルに出かけ、帰ってきたばかり。
本当にいろんな刺激を受けて帰ってきて、そのことは追々書こうと思っています。今日は第一弾として、人の脳の不思議なバイアスについて書きたいと思います。
1.韓国は漢字を使っていないという事実。
韓国の地名、例えば釜山とか慶州とか、もう歴史とかで習うし地理でも感じで覚えている。なぜかソウルだけカタカナ。なぜだ??
早々に、この国は漢字を使っていないという事実に気付いても、どうしても漢字を探してしまう。半日でちょっと慣れて、ハングルしかないという事実に適応したかと思ったた。ところが、私は釜山まで電車の旅をしてきたのだけれど、駅名にちょっとだけ漢字がある。そうなると、また、漢字を探し始める。駅とかの表示とかもハングルしかないのだけれど、漢字があれば理解できるかもしれないという気持ちが芽生え、どこかに漢字がないかなあ・・って無意識に探す。ないものはないよ!わかっていても脳味噌はついて行っていない。不思議~な現象。
2.ヨーロッパやアメリカの地名は覚えられるのに、韓国の地名のアルファベット表記は覚えられない不思議。
ヨーロッパやアメリカの地名は、昔の当て字は別として、はじめからカタカナ、だから、アルファベットになってもスーッと覚えられるもの。そうそう、ソウルだってちゃんとSeoulってみればソウルって分かるけれど、釜山がBusanというのはなかなかしっくりこなくて。これはPusanじゃないの?ってきっとどこかで思い込んでいるせいかしら?英語を勉強するとき、日本語を挟んじゃいけません、英語で考えなさいと言われたもの。韓国の地名小ハングルを覚えられたら、覚えられるかしら?今、どうしてもプサン→釜山→???→Busanって感じ。
今日お天気をスマホで見た時、現在地の地名が分からず、ここどこなん??って気持ちが悪かったわ。
3.ビルに書いてあるハングルを見たら、みんなチゲ鍋のお店か焼肉屋さんに見えてしまう。
日本で、ハングル文字を見たら、ほぼかなりコテコテの韓国料理の店と決まっているからかしら。ビルの名前を普通に書いているんだろうけれど、焼肉屋さんがあるんじゃないか?とか、瞬間的に想像してしまうの。ひとり旅は食べるところに困って、彷徨ったりしたのだけれど、ズンドウフが食べたくて彷徨ったけれど、結局ソウル駅前で2回とも夕飯を食べる羽目になった。この辺にお店がありそう!っていう勘がことごとくはずれてしまう。
今回、韓国に出かけたことで、自分の脳味噌がいかに思い込みで動いているかを思い知りました。
それでもね、経験に基づく思い込みによって、様々なことがショートカットできるのも事実だと思う。
今日気付いたことは、チェックインカウンターのお姉さんが、私の荷物に、私が何も言わないのにFragileの札をつけてくれた。女神様よ!私のスーツケースが韓国のりのプラスチックケース無しのパックで埋まっているのが瞬時に分かったのだと思う。
お土産のリクエストに韓国のりというメッセージをもらって張り切ってロッテマートに行った私。韓国のりは薄くてデリケートだから普通はプラスチックトレイに入った個包装なのだけれど、最近のプラスチック削減と我々旅行者の荷物の嵩を減らしたいという思惑が一致して、トレイ無しのものが売られている。私はせえの!ってスーツケースのふたを閉めた時に、海苔がバラバラにならないか心配だなあ・・ってちょっと思った。
私はエクスパンダブルのスーツケースを目いっぱい大きくして詰めていたのだけれど、荷物の重さはキムチを入れても14㎏、だってのほとんど海苔とふりかけだもんね・・
日本人がお土産に大量購入していくのを経験的に知っているだろうから出来た神対応、っと思います。
家に帰って梱包を解いて、無事を確認できました。
それにしても、韓国は桜並木と、桜の苗を大量に栽培しているところがあちこちにあって・・そのお話はまた今度に・・・