シェムリアップに来て感じていること3つ
念願だったカンボジアに到着出来ました。台風で無理かなあ・・・と思っていたのだけれど、とにかくここまでこれた。一生に一度は見ておきたいなあ・・と漠然と思っていたアンコールワット。
しかし、本来はツアーとかを予約しておいて、万全の体制で行くつもりだったのだけれど、台風で行けるかどうかわからない・・で、丸腰でここまで来てしまいました。
ホテルの空港までのお迎えが無料だったのがこのホテルを選んだ理由の一つだったのだけれど、英語でコミュニケーションが成立するドライバーが、私が何の計画もないんだと言ったら、本当に親切に、いろいろ教えてくれて、ホテルが全面的にバックアップするから大丈夫って言ってくれました。
水の流れる音がずっと聞こえていて、周りは熱帯雨林の樹木が見える。なんて落ち着く空間なんだろう。シャワーキャップ以外のプラスチック製品は徹底的に排除。近くの川沿いの樹木はこのホテルが全面的に寄付して出来た森だというから、筋の通ったオーナーがやっているホテルだろうなと思った。
私はアンコールワットの日の出と日の入りを見たいといいました。すると、日の出と日の入りは別の日にした方がいいと言ってくれた。私が何か聞きに行けば、フロントのアンナさんが私の期待以上の答えを返してくれる。
ランドリーも無料と言うから、試しに、着てきた服を全部脱いでお風呂に入って(ちょっとお湯の調節と、お湯の出る量に難あり)、それをかごに入れて準備していた。明日の朝の便で出すくらいの感覚で思っていたら、頼んだコーヒーを持ってきてくれたスタッフがそれを持って帰ってくれて、さっきノックをするから、何事?と思っていたら、もうそのお洗濯を仕上げて届けてくれた。お湯でなくてもいいわ!このホテル大好き!
博物館でアンコールワットの予習をしようと思って行ったら、てっきり、電話で呼び出してきてもらうのかと思ったら、トゥクトゥクの運転手のお兄さんが私が博物館にいる間待っていてくれて、感激した。アンコールワットの切符がオンラインで買えなかったからチケットオフィスにも立ち寄ってくれた。その道中のトゥクトゥクが気持ちの良いこと!!
暑いんですけどね、馬車みたいなもんだから風を受けながら移動できる。そして、車と違って間にガラスがないから、空気感を感じていられる。本当に素敵!!
ただね、やはりおなかの調子は悪い。サンセットを見に行く前に正露丸を予防的に服用したところ。
前置きはこのくらいにして・・・
1.物の価値や値段は国が変われば激変する
日本車は20年物でも、2000ドルとかするんですって。レクサスとか古くても50000ドルは出さないと買えないんだそうです。基本中古車。私がトゥクトゥクに乗っているときに、前でエンストしかけの車を見た。それでも全然気にしていない。日本だったら速攻廃車だと思うけれど、きっとそのまま乗るんだろうな・・・。
2.道路で見かける光景・・裸足で短パンでバイクに乗ったり、トゥクトゥクのすれすれを車が追い越したり・・が普通の秩序
日本人の感覚では危なくて見ていられない!って思うような光景が、普通に頻発していて、ドライバーもお兄さんも平然としているから、この国では、これで秩序が保たれているんだろうなあ・・と思った。
トラックに山盛り荷物を積んだ荷台にさらに人がのっている光景を見て、さすがに危なくないの?って聞いてみたら、たまに電線で首が引っかかる事故があるそうで、そのドライバーのおじさんもそういう事故にあったとか。日本だったら、そういう事故が1回あったら、速攻その場所の電線の配置は変更か撤去だよ、って言ったら、すごく不思議そうな顔をしていた。
3.本気の意気込みがあれば、物事は変わるんだ。
このホテルの水回りは致命的。エアコンは寒すぎて、いくら調節しても調節できない。蚊がすごいらしく、ドアを開けるとかが入って来るだろうからそれも出来ない。なんて条件です。
それでもね、おなかの調子もイマイチだけれど、これ絶対誰か連れて来たい!そう思いました。シンガポールでもバンコクでもジャカルタでも、そうは思わなかった。バンコクでも本当に親切にしてもらったし、ジャカルタでは一生で一番のお誕生日祝いもしてもらったけれど。
ここまでのホスピタリティは、日本でも経験がない。
地球の歩き方には、オフシーズンでも満室と書いてあったけれど、今はオフシーズンらしい。無料送迎だけれど、私は私だけ、もう一組の日本人のご夫婦は別の車。日本の無料送迎は相乗りが相場だけれどこの辺りも違うところ。
ホテルについたら「Welcome Back!」「Your Second Home!」って言うから、私今日が初めてやけど・・と言ってみたら、そういう気持ちで滞在してって。
いろんなホテルがあり、いろんな楽しみ方があるだろうけれど、やはり優しい人たちに囲まれるのが一番うれしい。そして私が何をしたいかに関心を持ち、期待以上の提案をしてくれる、時にはドライバーとフロントスタッフが口論に近い状態になっていたこともあるけれど、いちばんいいのが何かを考えてくれてのことだろうと思えば全然気にならない。
私の原点は優しかった祖母の家。いつ行っても同じ笑顔で迎えてくれて、そして必ず元気になって送り出してもらった。ちょっぴりもう少しここにいたいなあ・・と言う気持ちがあって。
その時と同じような気持ちを誰かと共有したいと、ひとり旅好きの私でも思えたというのが奇跡のような気がします。
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