かっさマッサージの体験を通じて感じた、よくわからないことに踏み出す楽しさ3つ
今からシンガポールから買えるところで空港で待っています。
今回のシンガポールのトランジットで、改めて、シンガポール人はかなりせこい人たちなんだなあ・・・と言うことがよくわかった感じ。もちろん人によるでしょうけれど、平均値はかなり・・誤解を恐れずに言えば中国の悪い方の個性に近い感じがしました。
そもそも、朝早く到着するから、チェックインできるまでお昼ご飯を中華料理のレストランで食べたいと、わざわざ、カード会社にお願いして予約をしてもらったの。ところが日本を出る直前に、そのお店の仲介会社かしら?カード番号を登録して50ドルチャージさせろと言ってきたから、放置したら、あっさり予約取り消しの連絡がきた。
機械で全部処理をしているからそうなるんだろうけれど、日本でこんなことしたら、きっと総スカン。でもこの国では許される。
私のホテルの予約は空きがあればお部屋のアップグレードをしますと書いてあった。お部屋に入ってバスタブがないことに気付いて、バスタブのある部屋に変えて欲しいと電話でリクエストしたら待つこと20分。50ドル払えば変えることが出来るけれどどうしますか?だって。私は1時間後にはマッサージの予約があってホテルから30分かかるから、そんなことしている暇はないし、ちょうど電話がかかったところに、ベルボーイが荷物をもって上がってきて、ガンガンノックをするから、もういいわと言って電話を切った。
そもそもお部屋があるならアップグレードすると言っているのだから、いきなり50ドルとかないよね・・・そのちゅ~と半端な金額もせこさを感じるわ。
仕方なくシャワーを浴びようとしたら、本当に難しいシャワー。ちょっとひねれば、熱すぎるし、ちょっとひねれば水になる。水の勢いも本当に元気なくて。アムステルダムから13時間近く座りっぱなし。これないようなあ・・・と思いながら、とにかく身綺麗にしようと頑張った。なぜなら、かなりディープなマッサージのお店の予約をしてもらっていたから。気を取り直して、髪を大急ぎで乾かして、セーフティボックスにパスポートやPCとか全部入れてさあ出発と思ったら、今度はセイフティボックスが壊れていて動かない。同時にセイフティボックスの中の電源がシンガポールローカルなアウトレットで、自分の持っているのに合わないから、一緒にリクエスト。しかし、電話を入れてから20分。ようやくやってきたりペアの人が、いろいろ触っても、動かない様子。さらに、電源の変換アダプターは持ってきてくれた?って聞いてみたら、それは自分の仕事じゃないですって。
ほどなくして別のおじさんがやってきたら今度は電圧の変換もできる大きなものを持ってきた。そして、そもそもセイフティボックスが壊れているから、これは使えないよなんて暢気に言うから、ここは、頑張りどころ!と決心し、いつになく大きな声で、「私はこれから30分はかかる場所にお出かけするの。その時に貴重品や大事なPCを持って行きたくないからセイフティボックスに入れたいの。もうこれ以上待てないの約束は14時、一番遅くて13時30分までしか待てない。」
後から来たプラグを持ってきたおじさんが、あわてて、先に来た若い人に「これは入れ替えるしかない!」と言って、すごい勢いで部屋を出ていきすごい勢いで戻ってきて作業をし、13時30分に作業終了。
「ごめんね、イライラをぶつけてしまって。あなたたちが悪いのではないことはよくわかっているのだけれど、時間も迫っていたから・・」と謝って、「あなたは当然のことを言っただけだ。」とは慰めてくれたけれど、こういうのが続くと疲れてしまう。
このホテルは何かと行き届いていない。朝ごはんも、私がカプチーノを頼んで、お料理をとりに行っている間に別のお客さんが私の席に座ってカプチーノ飲んでる。コーヒーを飲みたかったから、「コーヒーを下さい」って言ったら、今度は??って顔をして動きそうにない。「私はカプチーノを頼んでお料理を取りに行ったら、私の席に別の人が座って私にはコーヒーがない。早く飲みたいから持ってきてもらえないかしら?」って穏やかに聞いてみたのだけれど、「カプチーノは頼まないで、コーヒーをオーダーするってことですね。」だって。もうええわって感じ。
時間を巻き戻して昨日のかっさマッサージの話を書いてみたいと思います。もともとは、ホテル探しをリクエストするときに、早朝便でチェックインまでお時間がかかるのでその間の時間をマッサージやランチに使いたい。近所で足マッサージができるお店があって、ランチに中華料理が食べれるところ、というわけでこのホテルになった。マッサージ店は2つのご紹介があり比較的近いフットマッサージ(評判不明)と評判のいいけれど歩くと25分かかるSilk Massage Spaというお店を紹介してくれた。意外に、朝早くからどちらのマッサージ店も開いていない。ランチが11時30分から予約とれましたと言う連絡があったから、ランチの前にマッサージは時間的にちょっと無理かなあ・・と思った。どうせなら、評判のいい方で、と思って予約をお願いしたのが今回のマッサージ店。ヘッドマッサージ60分とボディマッサージ60分のコースを注文したら118ドルで20分のおまけがついていて、そこに耳のWAXが選べると言うから、それで予約をお願いした。そこは中国語しかわからない人と、片言の英語の人がいて、表に座っている人が会計をするような店だった。表に座っているおじさんがいたけれど、まずお店に入ってみて・・・
1.お客じゃない人が一人座っているだけのお店に入る勇気
昔の私なら撤退していたかもしれないくらい、怪しいお店。
おまけに初めにメニューの確認に来たお姉さんは片言の英語で、どうにか予約内容を確認できた。でもその後は、本当に段ボールがつまれている階段を上がって行ってその奥にマッサージルーム。大丈夫か?って感じだった。
2.チョー痛いマッサージにとりあえず文句を言わずに我慢してみた
私は、あちこちでマッサージをしてもらっている方だと思う。文句も少ない人間だから、強めにしてと言ってみたらまあまあな強さだった経験もあります。だけどね、昨日のはそんなもんじゃない。筋肉の組織が潰れそう。めっちゃ痛い。痛いのをヨガの呼吸で必死で耐えている途中に急に電話がかかってきて、担当のお姉さんがちょっと話した後に私に翻訳アプリで「グアシャは体を石でこするマッサージですがそれをしますか?」詳しくは覚えていないけれどそんな内容だったと思う。
3.とりあえず、この痛さが逃れられると勘違いしてYesと言った私
私は、台北でグアシャの無料体験をホテルに頼んだけれど、スルーされてしまった残念な経験があって、グアシャと言う言葉は知っていた。なんか石を使って顔の血行を良くして小顔になるとかそういうのだと思っていた。だから、ちょっとマッサージの内容が変更になる、そうだ!このお姉さんは私が痛そうにしているの気の毒に思ってメニューを変えてくれたんだ!!なんて都合よく解釈して、始まったら、今度はまた違う種類の痛み。なんか焼けるような痛み、途中でお姉さんが私の背中の写真を撮っている様子。これはいったい何なんだ?
その怒涛の苦しみがうつ伏せから仰向けになってヘッドマッサージになってから解放され、その後のことはたいして覚えていない。
耳のWAXは、耳かきのことね。人に耳を掃除してもらったのは、そう、おそらく40年ぶりくらいかも。まあまあ雑でいたかったけれど、20分の無料体験がもう一回肩とかされることを思えば、ずっと楽だった。
終わった時に写真を見せてくれて、ひやあ~私、水曜日からバンコクでエステしてもらうつもりだけれど、これ見たらみんなしてくれなくなる、どころか警察に通報されるんじゃないか?と言うレベルの背中全面の内出血になっていることが分かった。これにはドン引きだった。
マッサージの中途変更だと思っていたら、ばっちり追加料金を取られて、お支払い。本当に不透明会計。
その日は、この状態で体調を悪化させないために、どん兵衛はやめて、ちゃんと食べて寝た方がいいと思い、いつもならホテルのスタッフに相談するところを、医食同源の中華一択だと思って、直接レストランに行って、「一人で食べれるところがなくて困っているから、席が空いているなら、ここで食べたい。」と言ったら、不思議にあっさりOK.子供のうるさい大家族の横の入り口に近いところをあてがわれた。それでもいいわよ。体が悪くならなければ・・・と言うムード。
メニューを見たら、1人前でコースは頼めない。
ご飯ものとかしかないのかなあ、と思いつつお兄さんに、コースは2名以上だから一人で食べれるようなメニューを教えてと言ったら、コースも1名で頼んでいいというから、とにかく1ページ目のコースを食べる(よく値段も確かめていなかったけれどまあまあ高かった。)
最終的にはマッサージも中華料理も食べることが出来た私。
結果的には体験したいことは全部したことになるのだけれど・・
あのかっさマッサージの衝撃は忘れることはないでしょう。
その後、ネットで調べたら素ざま辞意背中の写真がたくさん出てきて、なあんだ、私のは普通なんだって思いましたが、そうじゃなければこれは傷害事件の一歩手前レベル。夏バテに聞くらしく台北では夏に利用者が増えるとか、中国ではかなり一般的で医療の技術の一つになっているとか・・。ある意味手術みたいなものですよねえ。
私は最近、どんな体験でも不快な感覚が定着しなくなって月日が経つのですが、かなり痛いのを我慢しながら耐えていた事実は覚えています。
何か変わらないか? この女性特有の意欲の湧かないこの状況の改善に役立たないか?シンガポール自体はイマイチ気が進まないのだけれど、このカッサマッサージはもう一回行ってみたいと思います。
そういう点で、よくわからないものにも、気が向けばチャレンジすることは必要ではないかと思うんです。
まだ効果が分からないからこのくらいのテンションですが、この時間までかけてお洗濯を全部やり切り干しました。
もしかすると人生変わる体験だったかもしれません。