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人の一生のはかなさと五体満足でいられる期間が永遠でないことを感じたきっかけ3つ
自宅でお仕事しながら、夕方何だか急に気分が悪くなってきて、外国でおなかを交わしたときに飲む薬のお世話になりました。今日は久しぶりに私が大事にしている外国人の息子のような人たちと一緒にイラン料理を食べる約束をしていたから、どうしても行きたいと思ったんですよね。気分悪いなあと思いながら、身支度をして何気なくスマホでニュースを見ていて飛び込んできたのがミポリンの訃報。
私はちょうどオランダに出張するときに乗ったシンガポール航空でミポリン主演の題名が思い出せないのだけれど、パリが舞台の映画を見て、ミポリンがきれいな発音でフランス語のセリフを話しているのを聞いて、ああ、苦労したんだな、頑張ったんだな、私も頑張らなくちゃと思ったばかり。なんか、言葉で言い表せないような、ショックという単純な言葉ではない衝撃を受けました。
最近、また若い友人との旅行を計画して、何でも今できることをやろうと思っていたところ。何でそう思うようになったのか・・ということを覚書として書いておきたいと思いました。
1.アイドルだった女優さんが亡くなった。
輝いていたミポリンも、竹内結子さんも突然命の終わりが来てしまう。人は、永遠ではない。
どうしても若いうちは、まだまだ「死」というキーワードは他人事。自分もそうだった。自分は何者でもないのだけれど、何か人にいい思い出をあげたい、そう思う。竹内結子さんが亡くなった時も、小さなお子様を残して、余程つらかったんだろうなあ・・死ぬほどつらかったんだから・・と思った。あれだけ輝いていた人にも訪れる苦しみ、人の人生はわからないなあと思ったもの。ミポリンは同世代のアイドル。本当に素敵だった。いつまでも美しかった。素敵なものを何でも持っているように見えた。でもそんな人にも突然、死が訪れる。今度の方がさらに衝撃が大きく、ちょっと立ち直れそうにないけれど、少なくとも今を生きることの重要さは身に染みています。
2.肩がどうしようもなく痛くて自分でどうしようもなくなった。
肩の回復が思わしくなくて、例えば網棚に荷物をあげることが出来ない。食器棚も肩より上に手を伸ばすのに、いったん深呼吸してから・・のような努力がいるようになった。これは、いつどこに突然ガタが来るかわからない。だから行けるときに行こうと思った時に、すぐ決心していこうと思った。もともとは日本の経済の停滞の原因が知りたいと思ったのだけれど、前に書いたように、日本だけが止まっているのではないことが分かって、その理由は消滅したのだけれど、折角行き慣れたこの時に、体が動く間に、行けるところには全部行こうと思う。
3.宅配ロッカーに配達された荷物をすぐに取りに行けなかった時
これは時間がなかったからではなく、行く気力がたまり切らず行けなかった。どうしても行けなかった。行ったら、重くて本当に辛くてたまらなくなった。和田秀樹先生が書いておられるように気力の低下が最も重大だと私も思います。
今年度前半はまだ少しワクワクしながら旅行の計画を立てることが出来たのだけれど、最近は義務感で行っているような感じ。そこまでしていく必要もないのかなあ・・と思ったりしていたのだけれど、義務感でも何でも行ってみよう!って気力のあるうちに、どこでも行こうと思う。
行った先でベッドでごろごろしてティアキンしてたっていい。とにかく場所を変える。そして何か少しでも感じてくる。それでいいかなと思うようになりました。
人の命は有限、その有限も明日までかもしれない。そう思ったら何をしますか?そんな問いをされたことがあります。それは緩和ケアを学ぶ時に、よく聞かれること。
緩和ケアのステージに入るような病気なら少しずつ準備もできるけれど、本当にいつか分からない。
肩が痛くなったのもある日突然本当に我慢できなくなった。
気力が落ちてきているのもある日突然自覚したこと。
そういうすべてのことをただそのままを受け止めて、今この瞬間にフォーカスしていきたいと思います。