母からもらったお誕生日カードを読んで考えたこと3つ
今日はお誕生日!母が1昨日お誕生日カードを送ってくれました。
今は、私なりに距離をとり、自分にできる限りの礼節を尽くし、接しているつもりですが、なかなか大変な母でした。
そんな母も年を取り、私も年を重ね、ようやく私も母に対してニュートラルな心で接することが出来るようになりました。
しかしね、まあ、往年の母は健在でした・・・💦 カードに、
「年寄りは生きているだけで大変だから、孫たちがテスト期間を終えたら、自分たちは面倒を見てもらわなければならないとね」ですって。
孫たちは、再三祖母からのストーカーの様な電話攻撃にうんざりしながらも、優しい人たちですから、時折、顔を出してくれているようです。娘の私たちが距離をとっている中、本当に頭が下がります。
そもそもね、これって、私の誕生日のお祝いで送ってきたカードじゃん。誕生日カードも自分のうっ憤を書いてきて、結局自分のことばかり。他人を振り回すことばかり・・・で考えたこと3つ。
1.今更母は変わらない。
若い人には若い人の人生があるんだから尊重してあげたらいいじゃない。その時にしかできないことが山ほどあるものよ。そっとしておいてあげて・・・本当はそう言いたい。でもね、もうあの年で母は変わらないし、そんな当たり前のことが理解できないんだから、仕方がない。理解力がない人に何か言っても逆恨みされるだけやん・・・結局黙るかあ・・
孫たちよ。たくましく生きて戦ってくれ!
2.ボケずに自活してくれているだけありがたい。
母の年で痴呆症状が進んで介護でご苦労されている方もおられます。私の母は、傍から見ればお姫様で苦労知らず。後ろ姿だけ見れば私と姉妹くらいに思われるくらい背筋も伸びていて歩き方も年配の方特有の癖がない。それだけで立派だわ。って思うことにしよっと。
3.欲の力はすごい。
私はきっと欲の指数なんて測れたら、母の半分以下だと思う。母はまだおいしいものは食べたいし、きれいなものに興味はあるし、何より他人に対しての期待がすごい。みんな自分に傅いてくれるくらいに思ってんじゃないかしら?そんな勘違いに気付くきっかけもなくこの年まで来れたことがすごいと思うし、様々な物事への関心を失わないから脳機能が保たれるのかも?欲張りも、あながち悪いことばかりではないようです。
母の母、私の祖母は仙人のような無欲で優しい人でした。祖母が死にかかって、親戚も遠方から全員集まっているようなときに、足の軽い剥離骨折をしていた私の母の顔を見て「あなたの方が大変な時に・・・」って言うような人。その時の母の受け答えが忘れられない(笑)。「そうよ!私、今、本当に大変なの。・・つづく・・・」いくら自分の母親に対して甘えがあっても、死にかかった母親にもそんなこと言っちゃうような人。
その時は私も若かったから、もうやめて欲しい!って思ったことを覚えている。けれども、そういうTPOをわきまえないような発言をするような性格だから、それなりに苦労はあっただろうな・・と今は思えるようになりました。
この人に振り回されるのはごめんだあ・・と言う気持ちは変わらない。だから、やさしい孫たちに私の役割を預け、私は彼女たちに少しでもプラスになるような体験を授けていきたいと思います。
母に対するやるせない怒り、憤り、孫たちに対する罪悪感 などなど・・ 持っていても何ら解決しないものは全部手放して、自分が生まれたことで社会にお役に立てることを探して、生きていけばいいかなあ‥と思った誕生日でした。