きょうの日記:火を買った
朝(というかもはや昼だった)起きられなかった。
なんか、起きられなかったのだ。
最近心地の悪い夢ばかり見てしまう。
あーあ、なんかうまくいかないなあと思った。
それでも「豆乳とキムチが入ったうどんが食べたい」と思って、レシピを検索して作った。包丁は使わない料理だったけれど"作った"、と言わせてもらおう。
「なんかうまくいかないなあ」という気分でも食べたいものがある、
人間とはなんだかずうずうしい生き物だなあと思った。
図書館に本を返しにいかなければならなかった。
出かけようと思ったら、急に火を見たくなった。
唐突に「どうしても〇〇を見たい」と思うことがたまにある。
それは魚だったり、東京タワーだったり、映画だったりするが、今日は「火」だった。
火はいい。
ゆらゆらと揺れて、明るくて、あたたかい。
なんとも言えない魅力のある物体である。
無印良品でキャンドルを、
百均でキャンドルホルダーとマッチを買った。
そのとき私は「火を買ったな」と思った。
家に帰って、キャンドルに火をつけた。
ちらちらと燃えるキャンドルを見て、やっぱり落ち着いた。
思っていたよりあたたかかったし、明るかった。
それから、部屋の中にガスコンロ以外の火が燃えているとちょっとだけ緊張するからいい。
火も見たかったけれど、実は同時に線香の煙も無性に見たくなったので、お香デビューもしてみようかな、なんて思うのであった。
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