きょうの日記:両手にパモさん
最寄りの駅のホームで電車を待っている。
とても暑くて、みんな汗だくだ。
私もキャップを脱いで、汗を拭く。
それでもやっぱり夏が好きだ。
電車がホームに滑り込んできた。
ドアが開くと、一人の女の子が親に連れられて降りてきた。
その子は両手を、水を掬うような形にしている。
手に何かを持っているんだ。それもとても大切そうに。
なんだろう、とすれ違いざまにチラッとみてみた。
おそらくガチャガチャか何かのおもちゃが手の中にある。
ポケモンだった。
私のポケモンの記憶は、唯一プレイしたことのある「ダイアモンド・パール」で止まっている。ので、そのポケモンの名前がすぐに出てこなかった。新しいポケモンの名前がパッと出てこない時、自分はカルチャーにおいていかれていると、ちょっとだけ思う。
ただそのポケモンに関して、一つだけ知っていた。
「あ、なんだっけ、床の汚れ見る子だ…」
あれのアルファがなんなのかは知らないが、床の汚れをその子が見ているネットミームを見たことがある。
(アルファはジャック・オ・蘭たんだった!知らなかった!)
(あと見つめているのは「床の隙間の汚れ」だった)
だから…
えっと…
oh 〇〇さん床の汚れ…
あ、パモだ
なんだその思い出し方。
まあどっちにせよ、ポケモンを思い出すことができた。
その子は、パモさんを両手に大切に持っていた。かわいい。
oh 両手にパモさん カワイイカワイイね、でした。
なんかそれだけで幸せになった。
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