「学ぶと仕事が入ってくる」図式は本当だった
イラストレーター&コラムニストの陽菜ひよ子です。
イラストの仕事をするにあたって、誰もが一度は悩むであろうことが「アナログで行くか、デジタルで行くか」ではないかと思います。
デジタルはアナログの代わりになるか?
デジタルの進化は目覚ましく、目を皿のようにしてみてもアナログ画にしか見えないデジタル画は存在します。そのうえで、周りのアナログイラストレーターの共通見解として「自分のアナログ画を同じ精度でデジタルで描くのは不可能」。
しかし、特に修正がシビアな仕事では、アナログではもはや対応しきれないのが本音。とはいえアナログイラストレーターはアナログなら下手すれば数十分で仕上げられる絵に、デジタルだと数時間費やすことも。デジタル=容易とは言えないのです。
Photoshop講座を受講
10月からAdobe Photoshopでアナログ風イラストを描く講座を受けています。でも実はわたし、Photoshopは20年の経験があるのです。
Photoshopって名前からすると写真家が使うものみたいだけど、イラストレーターもデザイナーも使います。
そして機能がすごく幅広いので、写真家とイラストレーターとデザイナーとでは、使用する機能がちょっとずつ違うのです。わたしは仕事で写真を扱ったり、簡単なデザインまでおこなうこともあるので、どの機能も幅広くちょっとずつ使えます。
そんなわたしですが、Photoshopで絵を描こうとすると結構時間がかかります。今までより時短で仕事ができるならと学び始めたPhotoshop講座。
通い始めたら、何が起きたか…
なんと、NHKカルチャーからアナログイラストの講師の仕事が来たのです!
アナログイラスト講座では先生に
もちろんこれは「たまたま」かもしれません。でも、「学び始めると新しい仕事が来る」は、今までにも何度も経験しています。
昨年もライターとして一皮むけたくて「宣伝会議」さんの講座を受講しました。受けるときは「わたしけっこう崖っぷち!」と思っていたのですが、受けている最中から大きな仕事が入ってきて、一年後の今は「そろそろ新規の仕事は受けられなくなるかも…」という状態です。
行き詰まりを感じている方は、予算の許す範囲で(でもちょっとだけ無理をした価格設定の)講座を受けてみると、もしかしたら何かが変わるかもしれません?
NHKイラスト講座について一応ご説明。当然これはプロ向けではありません。どういった方を対象にしているかというと…
こういった方々に、短い時間でササッと絵を描くコツや、絵を描く楽しさを伝えたいと考えています。
アナログイラストの講座は8年ぶり。以前のお仕事についてはこちらでご覧になれます。