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もどかしさが育てるのは「愛」だけじゃない

私のオットである宮田雄平は、写真家です。仕事では人も物も建物も撮りますが、彼がライフワークとしているのが「ストリートスナップ(街撮り)」というジャンル。

街を歩いて「気になったモノ」「面白いモノ」を切り取っていくことが街撮りの醍醐味ですが、昨年は受難の一年でした。

何しろ街へ出られない。人も歩いていない。

宮田が数年前から続けている「ストリートスナップのワークショップ」のクラスも、存続すら危ぶまれましたが、参加の皆さんの熱い想いのお陰で、無事開催されました。

いつものように街へ出られない。撮りたいのに撮れない。

そんな中、みんなの写真はどう変わったのか?

3月1日(月)から28日(日)まで、名古屋・伏見にあるMITTS COFFEE STANDで開催中の「Team The Street Snap Photo exhibition」に、その答えがありました。

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頭の中にはヒロミGo!


この展示、3月前半と後半でガラッと内容が入れ替わり、今はすでに後半戦・・・ようやく行って参りました。そして驚きました。

「今までで、一番『撮ってる』のがわかる!」

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瞬時に、様々なことが私の中で符合しました。今まで繰り返しいろんな人から言われたことが、頭の中で繋がったのです。

絵にしても写真にしても、たくさん描いたり撮ったりしている人は、作品を見ればわかるというのですが、それがどういうことか、イマイチよくわかっていなかったんですね。

それが今回「なるほど、こういうことか!」と実感できたのです。たくさん撮った中から、取捨選択したのが垣間見えるというか、写真の持つ強さが違うんですよね。

そもそも彼らは、こんなコロナ禍の中で、安くはない受講料を払って街撮りをしようと思う時点で、スナップ愛が強い精鋭たちなわけです。

そして「撮れないもどかしさ」が、さらに彼らの中の「撮りたい想い」を増幅させたのか?

「もどかしさ」がいい形に昇華し、みんなの想いが爆発して、ぐいぐい心に突き刺さってきます。

気づくと私の頭の中には、ヒロミGoの名曲のフレーズがぐるぐる回っていました。

会えない時間が育てるのは、恋人への愛だけではなく、写真への情熱も同じなのですね。よろしく哀愁。

いいもの見せてもらえました。みなさま、お疲れ様!素晴らしかったです!


いつでも我が家のように出迎えてくれるMITTSさん


会場のMITTS COFFEE STANDさんは、秋に出た新刊「ナゴヤ愛」にも登場しています。

本の中では店主の阿部さんを「ナゴヤ愛」の持ち主としてフィーチャー。MITTSさんといえば、阿部さんお得意のマフィンも食べたかったのですが、すべて売り切れ!

ただひとつ残っていたトマトサンドをいただきました。残り物には福があると頑なに信じる私は、残り物は買え!がモットーです。実は昼に家でもトマト✖チーズサンド食べたんやけど。まさかの丸被り。でもうまし。

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お店には、私の描いたイラストが特等席に飾られていました。真ん中の写真がそれ。2018年の個展で展示したものです。

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わざわざ台座まで作ってくれて、うれしい!

まだ一つ空いてるけど、もう一枚描いて持ってったらええのかな?調子に乗って持って行ったら「すみません、もう飾る絵が決まってまして(汗)」と言われそうで持っていけない小心者の私(笑)。

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MITTSさんMapはこちら。現在は8:00~17:00までの営業です。緊急事態宣言は解除されましたが、まだしばらく様子見とのこと。早くまた以前のように19時までの営業に戻って、会社帰りにフラッと寄れるようになって欲しいな。

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宮田のnote。街・人だけでなく、ネコとか猫とかNecoとかもいっぱい撮ってます。


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陽菜ひよ子 / インタビューライター&イラストレーター
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