50を過ぎても「うれしすぎて泣ける」ことってあるんだ
イラストレーター&インタビューライター・陽菜ひよ子です。
わたしは断言します。
と言っても誰も聞いてなどいない、ごく個人的な話ですが。
それでも言います。
この2022年は、あとで振り返ったときに「あれが転機だったな」と思う年になるに違いないと。
ある日来た一本のメール
9月の終わり、一本のメールが届きました。「イラストをお願いしたい」と。それは普通なのですが、送り主が「中京テレビ(日本テレビ系)」。
て、テレビ局!
メッチャテンションが上がりました。
しかも、内容が「弊社制作の『PS純金』番組アプリ内で使用するイラスト」だというのです!
PS純金!!
『PS純金』とは、高田純次さんがMCを務め、シリーズで30年近く続く、ご当地人気長寿番組です。東海地方のおもしろいお店や情報を、独自視点で密着リポート。
そして、わたしも依頼があってから初めて知ったのですが、昨年開始以来、大人気の日本テレビ『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』も、実は中京テレビ制作。
『オモウマい店』は、中京テレビが長年『PS純金』で培ったフォーマットで、全国に広げて制作している番組なのです。
中京テレビとは?
↓この記事によると、中京テレビは、今、一番「アツいテレビ局」らしいです。
「中京テレビの勢いがとにかくすごい。2021年度の名古屋地区の個人および世帯視聴率で、全日、ゴールデンタイム、プライムタイムの各時間帯で1位となる三冠王。年度三冠王はこれで個人視聴率は9年連続、世帯視聴率では8年連続となる」
「中京テレビが全国放送のゴールデンのバラエティ番組を制作するのは実に14年以上ぶり。この規模の番組を企画制作から放送までをすべて単独で行うのは開局以来初とされるが、『オモウマい店』は見事大成功を収めた」
また、↓以下の記事によると、「攻めたバラエティ制作」では定評のあるテレビ東京ですら、『オモウマい店』には拍手を送るといいます。
「『あまりの見事さに悔しくもならない。尊敬する』という見事な『テレ東的バラエティ』がいくつも出てくるようになった。たとえば中京テレビの『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』には、他局ながら拍手を送りたいのだという」
打ち合わせで広がる話
話がそれましたが、中京テレビさんのメールには「一度仕事内容についてお話したい」とのこと。そしてなんと、うちの近所まで、プロデューサー含む総勢4名でお越しくださったのです。
もうドキドキですよ!と書くと可愛いですが、見た目は単なる挙動不審だったかもしれません。
中京テレビのみなさん、ホントやさしいんです!
今回のご依頼のきっかけとなったのが、2年前に出たこの本。
「この本が面白かったので、ぜひコラムをお願いしたいんです」
「は?コ、コラム?」
思わず声がひっくり返り、そのまま椅子からひっくり返りそうになりました。コラムの方向性や内容については、記事を書きながらすり合わせていきたいとのこと。
さらに、話の流れで「夫がカメラマンで」と話すと「では、ご主人もご一緒にロケに行っていただいて、写真を撮影してください」とどんどん話が大きくなる!
10/28には、無事ファンクラブ発足。
それに先立って、番組内にもコッソリ私のイラストが登場!
そこから早3カ月!
最初の記事を書き上げるのに少し時間はかかりましたが、バッチリOKが出て、その後着々と取材を重ねております。
すでに「びっくりや」「ブルーナイト」「ボンとらや」の3店舗が公開済み。
今、地方が熱い!
東京の人にとっては「何だ地方局か」と思うかもしれませんが、地方に住むクリエイターにとっては、地元メディアの仕事って、相当うれしいもんなのです。
少し話はそれますが、わたしは10年近くNHK Eテレの仕事(渋谷のNHKで収録)もしています。
↓NHK Eテレ『すイエんサー』にわたしのイラストが登場する様子。
でも、東京と名古屋とで、意識が変わったことはありません。
本を出版した際にNHK名古屋の取材が入り、リポーターさんに「普段東京の仕事をしている陽菜さんにとっては、キャパが小さくて申し訳ないですが」などと言われて、ビックリ。
そんな風に思ったこと、全然ありません!
実際、在名テレビ局ってすごいんですよ!
CBC(TBS系)は午後から夕方までの情報バラエティ『ゴゴスマ -GO GO!Smile!-』を2015年よりTBS系で全国放送しています。
この番組のMCを務める石井亮次アナは大人気となり、現在はフリーアナとして俳優業にも進出するなど、大活躍。
東海テレビ(フジテレビ系)はドラマに強い!
土曜夜の「夜ドラ」枠は東海テレビ制作で、質の高いドラマを作り続けています。
個人的には最近では、これが好きでした。百田ちゃんに激ハマり。
ドキュメンタリーにも強く、東海テレビドキュメンタリー劇場から映画化され大ヒットした『人生フルーツ』
公開中の映画『チョコレートな人々』は、日本民間放送連盟賞テレビ部門グランプリ受賞作です。
そして、バラエティ、特にグルメバラエティに強いのが中京テレビ!
中京さんのスゴイところは、おもしろい店や店主を見つけ出す嗅覚!
『PS純金』発のスターである「びっくりや」の4兄弟や「ブルーナイト」のママ、「ボンとらや」のプレ姉たちのように、わたしたちも中京さんに発掘していただいたようなモノ。
末席ながら『PS純金』の一員として、番組に関わることができて、ふと泣けそうになります。いや、泣いてます、幸せ過ぎて。
『ナゴヤ愛』という本は、出版が決まるまでも、決まってからも、ホーントいろいろあったのですが、出せて本当によかった。
本を書いてた2020年夏にしんどかったことが全部、溶けて空に昇って行くような、そんな気持ちになりました・・・
2022年はライター元年
2022年には、この中京さんの仕事以外にも、コラムの仕事のレギュラーが次々決って、ライターとしてのわたしをグッと前に押し上げてくれた年でした。
2021年までのわたしは「文章も書いているイラストレーター」でした。
2022年は、ライターとしての名前がスッと前に出て立って来たような、そんな「変化の一年」になって。
ある意味、文章を書くことで食べていく「決意の一年」になったと言えるかもしれません。
とはいえ、偶然そうなったわけではありません。その布石は、2021年に打っていました。
わたしはインタビューがしたくてしたくて、2021年の夏にnoteで「クリエイターインタビュー」というシリーズを開始。全部で12名の記事を執筆。
まだまだインタビューしたい人は大勢いるのですが、現状、仕事だけでインタビュー熱が治まり、時間が足りないという、うれしい現実に。
このインタビューを読んだ人から仕事が来たわけではありません。
それでも、「やりたい」と思うことをひたすらやっていると、結果はついて来るもの、なんですね。
ナゴヤおよび東海地方の情報がぜーんぶわかる!『PSくらぶ』
ココまで引っ張ったので、わたしたちの記事を載せたいところなのですが、残念ながら、課金制アプリでの連載のため、載せることができません~!
月額99円です!気になる方は、お試しにどうぞ☆
会員になると、もれなく会員証が送られてきます!
この会員証、東海地方でたくさんの「お得」をゲットできるそう!
この先、東海地方の情報をさらに充実させていくという『PSくらぶ』!
月額99円って、絶対コスパよすぎだがね!