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Photo by
noouchi
そして、命は紡がれていく。
出産を控え、里帰り真っ最中の私。
元々住んでいた場所も、実家も都内なのだが、下町のせいか里帰り先ではよく話しかけられる。
先日電車のホーム行きのエレベーターに乗った時のこと。見知らぬ美しいマダムから「暑いですねぇ。お腹も大きいから大変ね、頑張ってね」と優しく微笑まれた。何だか照れくさかったけど、すごく嬉しかった。
また別の日。実家マンションのエレベーターに乗った時のこと(エレベーター率高いな)。下の階のおばあちゃんがシルバーカーを押しながら入ってきた。母によると御年90歳のおばあちゃんらしい。そんなおばあちゃんは別れ際に「体調にはくれぐれも気を付けてね」と私の身体を心配してくれた。いやいや、おばあちゃんこそ気を付けてね!と思ったけど、その気遣いにすごく感動した。旦那に報告しながらちょっぴり泣いた。
お腹の息子は、90歳年上の人生の先輩から激励を受けてどう感じたのだろうか。
きっと母同様、照れながらも喜んでいるんだろうな。
いろいろな人からの温かい言葉を浴び、スクスク育っておくれ、息子よ。