私たちはいつも結局だ
こんなにくすぐったくて刺さる
居心地のいい日本語を全身に浴びたことはない
最高だった、
こんなに終わらないでほしい25分いままであったかなってくらい。
こんなにグロくて(文字通りのグロさじゃなくて)こんなにリアルで ファンタジーでノスタルジーそんな行ったことのない故郷はないね。狭山 。
いろんな流行りの語彙を並べてみてしっくりきた気分になったりもしたけど、それでもなにか足りないような気がする世界を見た。
「やばい」って3文字に語彙が奪われるって
叫ぶ人が最近多いけど、こういう、特有の感情を押し付けずに相手にも咀嚼してもらえる3文字だって言いたい。最大のカルチャーじゃない?
これはまた別の話にして。
そのセリフに込められた閉塞感と、
現代で無自覚に蔓延してる気だるさと幸せの意味。
現実を受け止める強さと、前に進みたくないヒリついた青春をまざまざと見せつけられる。
この映画がエモいってことは
わたしにはプールに金魚をはなす理由が必要かな
私たちはいつも結局だ
サンダンス映画祭、審査員特別賞おめでとうございます。