ええっ!?令和の世にD.C.無印 Ⅱ Ⅲ 4を!?(全ての始まり編)

初めまして。小鷺川 雛と申します。長いので気軽に 雛 と呼んでいただければ幸いです。今回は令和の世にとんでもないモノを投げつけられ、とある作品にハマった男の始まりをお届け致します。
マルチプルオタクなので、note内で色んなネタが挟まります。知らないネタはサラリと流して、知ってるネタが出てきた時はふふふとなって頂ければ幸いです。

※性的な描写を含む場合があります※

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事の始まりは2021年夏初。
何の変哲もない、積んでいたプラモデルを消化する会での雑談中。私含め四人居たオタクの内、ある一人の友人が放った一言にあった。

『雛さん、ダ・カーポに興味ありませんか?』(意訳)

当時の私は成人向けPCゲームにハマりたての時期で『まどそふと』社の『ハミダシクリエイティブ』に情緒をズタズタの無茶苦茶にされた後、『Whirlpool』社の『竜姫ぐーたらいふ』や同じくまどそふとの『ワガママハイスペック』などをプレイしてPCゲーム欲を満たしていた。

いずれ分かる事なので予め説明しておくと、私は所謂『面白人間』にあたる生物だ。

と言うのも元来感受性が高く、様々な作品に触れたり、pixivで小説作品の投稿をしたりする中であまりにも『真剣』に物語に向き合うせいで、精神ダメージを負ったり、一見オーバーに思えるリアクションを取ったりする事がある上にカタルシス中毒に陥っているせいでそれらに自分から突っ込んで行ってしまうのでつける薬もない。

極めつけに惚れっぽい(友人達はこれを総じてチョロいと言う。チョロくはない。惚れっぽいだけである)せいで感情移入もしやすく、ともかくまぁ名作なんかを見る時は苦労する。『からくりサーカス』を初めて読んだ時は中盤以降ずっと泣いていた。

私の人生を変えたと言っても差し支えないゲーム。許さんぞまどそふと。Whirlpoolありがとう。

そんな中放たれたその一言は、確かに魅力的ではあった。しかしダ・カーポシリーズ(以下D.C.)についてはよく分からない。知ってる事と言えば、ナンバリングで4まで出ているということ。
そして当時深夜アニメで放送していた『ダ・カーポⅢ』をチラ見していたおかげで、『シャルル』という銀髪のお姉ちゃんキャラという人が居たことくらいだ。

私の記憶に残っていた唯一のD.C.キャラ、『シャルル』こと芳乃シャルル。後に私のD.C.での運命の人に繋がる重要な人だ。

しかし興味を持ったのが最初の『隙』だった。

私以外の三人の内二人は島民(D.C.シリーズのファン、プレイヤーを指す)で、もう一人は私が情緒不安定でおかしくなっている所をダイレクトに見せつけられていて、私の性癖を把握している人間だ。ちなみにD.C.にも少し触れたことがある。

あれよあれよと私にD.C.をさせる方向で話は進み、一先ずナンバリング2作目であるⅡの公式サイトのURLが送られて来た。どうやらキャラのビジュアルから攻める方向で行くらしい。
『絵柄に抵抗が無いといいんですけど』と心配もされたが絵柄で作品に触れない事などあってはいけない。人生のバイブルであるジョジョの奇妙な冒険でそれを既に経験した私に死角はなかった。

しかしD.C.Ⅱはこの時既にかなり前のゲーム。
アークナイツやらウマ娘やらのソシャゲに加えVtuberにどっぷりな令和のクソオタクの見本のような男にその時代のキャラが通じるとは到底思えな───────

彼女の名はアイシア。この時の私は、彼女の事をまだ何も知らない。


は?なんやこの美少女

『銀髪赤目』ヒロインは私の性癖の軸となっている存在だ。そんなものをお出しされては私だって黙っちゃあいられない。
しかもビジュアル的にこれ絶対シャルルと関係あるやつやん。やるしかないやろこんなもん。
他にも気になるキャラ(もとい友人曰く『私が好きそうなキャラ』)は居たがともかく彼女の事が気になった。隠しヒロインとか聞いたが関係なく彼女に会いたかった。
本当はⅢだけやってシャルルに出会い満足するだけでも良かったのだがそうは言ってられない。この時私は既にIIをプレイすること、さしあたって無印もやらねばならないなと考えていた。

しかし私はD.C.の事を何も知らない。知っているのは銀髪赤目の姉、銀髪赤目の少女、そして公式サイトで見たキャラクターのみ。何を何処から始めれば良いのか分からないんですよねHAHAHA。何て事を言ったのが二つ目の『隙』となった。

友人S(仮称)「じゃあIIIまでのディスクが全部入ったやつ郵送しますね」

正気か?正気だった。いや正気じゃないのかもしれない。今思えば島民もCircusも殆ど正気じゃない。私含めて。正気であんなゲームやってたまるか、バカになれ電ノコ。

死ぬほど驚いたがここまで来ると売り言葉に買い言葉みたいな感じなので私も腹を括り、やってみろよこの野郎的な感じで返してしまった。これがある意味3つ目の『隙』となった。

そして数日後、労働から帰宅した私の元へ荷物が届いた。きっと例のブツだろう。これがそうなのかと袋を手に取る。アレ?なんかデカいし重くない?高まる期待と恐怖の中いざご対面、人生初のダ・カーポ作品…!



郵送されてきた D.C.~ダ・カーポ~アーカイブス SAKURA Editionくん。お値段約3万円。


え?何これ鈍器?お前を殺すという暗喩が込められてる?気軽に人に郵送していいもんじゃなくない?

CDもあるとは言え30枚近いディスクにイラスト本、各種作品内楽曲の歌詞が載った本などを詰め込めばこうもなろう!

…………これやるの?マジで?でも今はワガママハイスペック途中だからちょっと待ってな!(昨年7月当時)

次回 『D.C.無印 初見編』に続く?

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