【約8000字】大空洞リザードン構築考察
1.はじめに
こんにちは〜
神奈川で活動をしている「ひむか」というものです。
X:@himuka_poke
実績としては去年の2023シリーズからシティリーグに挑戦し始め、初出場のシーズン2で準優勝、そして先日のシーズン1では「古代バレット」を使用し、優勝することが出来ました。
今回の記事では今何かと話題な「大空洞リザードン」についてそのデッキの特性や構築などを考察していきたいと思います。
話題になっている割にはまだまだ情報が出回っておらず、自分自身シーズン2のシティリーグに向けてこのデッキへの理解度を上げていきたいと感じたため、記事を作りました。
入賞構築などはもちろん参考にしますが、主観も入りますので備忘録程度で考えていただけるとありがたいです。
また、この記事は自分が書いて終わりではなく、その後の皆さんの意見なども踏まえて完成にさせていきたいと思っています。ですので是非お気軽にdm等に「ここはこうじゃないか?」など送って頂けたらと思います。
2.大空洞リザードンの強み・弱み
まず大空洞リザードンとはどのようなデッキなのかについて、デッキタイプの似ている「ピジョリザ(ロトム型)」と「ボムテラパゴス」の2つのデッキと比較しながら考えていきます。
■ピジョリザとの違い
やはり、ピジョリザとの大きな違いと言えば初動でしょう。
ピジョリザは、基本的にピジョットとリザードンを立てるためにふしぎなあめやピジョット、リザードンなどの現物、もしくはそれらに触ることのできるペパーやハイパーボールが必要になります。
しかし、そもそもその進化前であるポッポやヒトカゲを展開するために手札を消費するため、そくせきじゅうでんを持つロトムの存在は不可欠となります。
しかし、ロトムを出してしまうと準備段階でサイド2枚を取られるポケモンが場に出てしまい、そこから取られてしまうことで不利な展開になってしまいます。
また、縦引き3枚のドローでしか手札を補強できないため、序盤の安定感がネックとなっていました。
大空洞リザードンではその序盤の弱さが解消されています。
まずは、1枚だけで3枚分の価値を持つファンコールロトム
そして、そこから持ってくる強力なサーチカードほうせきさがしヨルノズク
ヨルノズクの特性によってふしぎなあめやボールを確実に手札に持ってくることができるため、リザードンの立ちやすさは保障されています。
そして、何より重要なのはほうせきさがしの条件である「テラスタル」のポケモンはたねポケモンであるテラパゴスがいるため、1ターン目の場を非ルールのポケモンだけで固めることができます。
たとえ後攻を取ったとしても、サイド2枚とられる展開から始まることは基本的に少ないため、サイドレースにおいて不利を取りずらいデッキであると言えます。
しかし、裏を返せば非ルールのHPの低いポケモンが多いということでレジドラゴのデッキから飛んでくるトライフロストやファントムダイブによってサイドのまとめ取りをされやすいという点は留意すべき点です。
■ボムテラパゴスとの違い
ボムテラパゴスと比較したときに最も注目すべきなのは後半の火力になります。
テラパゴスだけでは240ダメージ(ダブルターボ込みなら220)が最大となり、サーフゴーやソウブレイズといった1進化のexにすら打点が届きません。
もちろんそういった打点の足りなさをボムで補っているわけですが、基本的にこういったデッキとはサイド2の殴り合いになるため、カースドボムを打つ余裕はあまりありません。
そのため、自分も以前まで試合の安定感を好んでボムテラパゴスを使用していましたが、終盤での火力の足りなさだけが1つネックとなっていました。そこで役立つのが終盤に向けて火力が伸びるリザードンです。
大空洞リザードンが広まった要因でもある「ヨネダタクヤ」さんも動画で同じように述べていたことからこのデッキの構想はここから生まれたと言って過言ではないでしょう。
正直自分は思いつきもしませんでした…
プロの方々の発想力には脱帽です。
また、先程のピジョリザとの比較で弱みに挙げていた低HPのポケモンが並ぶという問題もゲーム終盤リザードンで攻撃する際にはベンチの数を参照しないため、自ら大空洞を破壊し、負け筋になるポケモンを消すことが出来るというのも優れている点と言えます。
しかし、一方でダブルターボエネルギーを搭載していない構築が多いため、先行1ターン目にヒトカゲを並べる、手張りをするなどのターニングポイントが集中してしまっている点はボムテラパゴスと比べて多少安定感を削いでしまっている点だと言えるでしょう。
■総合評価
まとめると、大空洞リザードンはピジョリザの序盤の安定性を増やし、ボムテラパゴスの終盤の火力不足を補ったハイブリッドデッキと言えそうです。
しかし、完全な良いとこ取りではなく融合したからこその不安定感やプレイングの繊細さも持ち合わせているため、一概に今回比較した2デッキの上位デッキとは言えません。
できることが多く、確実性の高いデッキが好みな方にはぜひ試していただきたいデッキになっていますね!!
3.デッキ構築考察
大空洞リザードンがどんなデッキなのかが分かったところで次は構築についての考察をしていこうと思います。
入賞している構築を参考に構築の平均化、確定枠の考察、採用候補の考察などを行っていきます。
かなり頑張って考察しましたので、申し訳ありませんがここから先は有料とさせてください。
今後の更新なども基本的には有料部分で行っていく予定です。
まだまだ全容が計り知れない大空洞リザードンについてどんな構築なのか知識を深めたいという方におすすめな記事となっています。
Xで拡散していただければお安くなりますので是非よろしくお願いします。
【追記】
この後の有料部分で構築を考察していくにおいて非常に参考になるポストを作ってくださっている方がいたので共有させていただきます!!
(ご本人様から了承を頂いております)
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