新しい彼氏ができました③

翌朝目が覚めるとTくんから「おはよ♡」「まだ寝てるかなー？」「一緒に寝たい笑」とメッセージが届いてました。
それから数日間、Tくんとメッセージのやり取りが続きます。
そして。。。

「うめこお誕生日おめでとう♡いちばん最初におめでとうって言えたかな？」
誕生日の0時ぴったり届いたTくんからこメッセージにドキンッと心が高鳴りました。

朝になっても旦那からはおめでとうの一言もありません笑
ましてやこの日は誕生日＆結婚記念日です笑
いつもと変わらない朝のひととき。
でもTくんからのメッセージを見返してはニヤニヤするうめこ。
なんかTくんにちょっとほだされちゃったかなー？と思いつつ、仕事の合間にちょこちょこ送ってくれるメッセージを楽しみにしている自分がいました。

翌日Tくんから2回目のお誘いがありました。
『明日って時間ある？うめこに会いたくて仕方ない！』
まっすぐなお誘いを断る理由がありません。『時間あるよー』とすぐに返事をすると『やったー！せっかくだからデートしよ！』とTくん。

デート？
セフレとデートですか？笑なんか新鮮で思わず笑っちゃったけどちょっとドキドキし始めてました。

翌日、待ち合わせたのはアウトレットです。
ここでちょっとトラブルが。。。
祝日のアウトレットを舐めてたうめこ、まさかの大混雑で駐車場の入庫待ちで大渋滞が起きていました。落ち着いてきたとはいえインフルエンザとコロナもまだまだ流行中。急いでTくんに連絡してアウトレットはまた今度で、となりました。
Tくんも高速が事故渋滞で進みが悪いらしく少し遅れそうと。。。
先に飲み物とか調達しておくつもりだったのですが『せめてお買い物デートしたいから待ってて！』と連絡が来たので待つことにしました。
待ち合わせのお店に来たTくん、「ごめんー待ったよねぇ」と慌てながらスッと手を繋いでくれました。
う「大丈夫よー、渋滞たいへんだったねぇ」
T「うめこ優しいー。ほんと好き」
う「優しいっていうか仕方ないことじゃん。Tくんが悪いわけじゃないんだからー」
T「怒る子いるんだよー。うめこは自分の優しさに気づいて(笑)」
Tくんの言葉ひとつひとつにうめこの自己肯定感が満たされていきました。

買い物を終えて先日と同じホテルへ。
「うめこお誕生日だからいいお部屋にしよ？」とタッチパネルでいちばん高いグレードの部屋を条件設定し始めたTくん。「普通のお部屋でいいよー♪」と呑気に返すと「それぐらいは男気出させてー」とニッコニコでお部屋を選んでくれました！

お部屋に入ると上着を脱ぐ間もなくバックハグしてくるTくん、「会いたかったぁ♡もう会ってもらえないかもって思ってたからめちゃ嬉しい！」そして耳元で「大好き」と囁かれてうめこ完全にノックアウトされました笑
その日も「僕と一緒にいたいと思ってくれる？」「僕と一緒に幸せになろ？」と何度も言ってくれたのですが、うめこ心がまだ追いつかない状況でした。

だってまだ2回しか会ってないじゃん？笑

う「気持ちは嬉しいんだけどねまだ考えられない」
T「どうして？僕のこと好きになれない？」
う「好きになれないって訳じゃなくて！まだ2回しか会ってないし笑」
T「一緒にいたいって思うのに回数なんて関係ある？僕じゃだめ？」
う「ダメ。。。じゃないけど。ごめんもうちょっと考えさせて？」
そう言ってごまかすのが精一杯でした。

初めて会った日からTくんとのやり取りで心が満たされていくのがわかったけど、それはRと終わってぽっかり空いてしまった心の穴を埋めてもらえてたからであって、好きっていうのとは違うんじゃないかな？と、自分でもよくわからず混乱していたのだと思います。

この日もTくんはエッチの最中に好き、可愛いとずっと言い続けてくれて心身ともに満たしてくれたのでした。

〈④につづく〉