彼氏ができました ~その③~

そして、約束の日。

仕事を終えてKくんの家の近くで待ち合わせました。
Kくんは「お仕事おつかれさま~」と満面の笑顔でうめこの車に乗ってきました。声のトーンは相変わらずのスイートトーン。
うめこ「あ、あのさ、この前の件なんだけど。。。」
Kくん「ちょっと待って!うめちゃんおなかすいてない?俺めちゃくちゃおなかすいてて😊ゴハン食べ行こうよ」
うめこ「あ、うん。いこっかー」
Kくん「焼肉とかしゃぶしゃぶ好き?」
うめこ「どっちも好きー♡」
Kくん「ちょっとなにその可愛い言い方~😆」
うめこ「いやいや。Kくんのほうがシッポ振ってワフワフ言ってる大型犬みたいだよ🤣」

Kくん「やっと笑ってくれたー。なに緊張してたの?笑」

図星だ。
Kくんへの返事の事で頭がいっぱいで、全然余裕がなかった。。。
ほんと、うめこのことよく見てるなーってドキドキしちゃう。
うめこ「だってー💦」
Kくん「ほんと可愛い笑」
もうなにこの余裕!ちょっと悔しいぐらい笑
そうこうしてるうちにKくんのナビで焼肉屋さんに入りました。
うめこの好みを聞きながらササッとオーダーしてくれて、いよいよ本題へ突入です。
うめこ「あのね、Kくんの言ってくれたことはすごい嬉しいのね。でも。。。」
Kくん「待って。まずはゆっくりゴハンたべよ?笑」
注文したものが運ばれてくると「うめちゃんはお箸だけ持ってて笑」とすべて焼いてくれました。
なんかこういう優しさに飢えていたのかもしれません。
食事中もふと見つめられては「可愛い」「やっぱり好きだなー」と破壊力抜群のスイートトーン攻撃が。。。
焼肉でキュンキュンするなんてことが44年生きてきて今まであったっけ?食事を終えてデザートタイム。
真顔になったKくん

「返事、聞かせてくれるかな?」

「Kくんのことは好きだよ。でも・・・・」
家庭を壊す気は一切ないこと。
Rのこと、元カレへの気持ち。
こんな状態でKくんの気持ちを受け入れていいのか迷っていること。
いまのうめこの正直な気持ちを伝えました。
なんだか居心地が悪くて、Kくんの顔をまともに見れずうつむいていたうめこに
「うめちゃん俺の顔見て?」とのぞき込んでくるKくん。
「俺は、そういう正直なうめちゃんが好き。ケラケラ笑ってる顔も声も好き。俺のせいで困った顔させてるのも失敗したって思ってる。うめちゃんに俺の横で笑ってて欲しいって、うめちゃんの横で俺も一緒に笑ってたいなって思ってる。だから。。。

俺の彼女になってください。うめちゃんのいまの気持ち俺が全部受けとめます

うめこ「ハイ」

もうね
まっすぐうめこをみつめて言われちゃったらさ
ハイしかいえないじゃん。
Kくん「やったーーー!!!」と大はしゃぎ。
そして「うめちゃん今晩一緒にいてくれる?」と今度は恥ずかしそうなKくん。
もう、なんなのこの人!めちゃくちゃ可愛いんですけど!!
「はい」とうなずくうめこ。
「行こ?」とうめこを促すKくん。
相変わらずレジを素通りするKくん、いつの間に支払ったのかほんとにデキる子です笑

<〜その④〜へつづく>

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