好きな人に裏切られた話

こんばんは。

紐のくつです。

今日は雨が降っていましたね。

秋の雨は夏と違って寒さを運んできますね。

なんだかこんな日は物思いに耽ってしまいます。

心の傷が痛むのでnoteに書いてしまいましょう。

僕は小学校3年生の時好きだった女の子がいました。

Kちゃんと呼びましょう。

Kちゃんは3人兄弟の1番上で面倒見の良い人でした。

当時の僕はアトピーと鼻炎に悩まされ、スポーツが出来ない可哀想な少年でした。

Kちゃんとは保育園からの知り合いで小学校の3年生になって同じクラスになりました。

所謂幼なじみというやつですね。

幼なじみだったこともあり僕たちはよく一緒に遊びました。

KちゃんとTちゃん(Kちゃんの友達)、それからMくん(僕の友達)の4人で公園で遊んだり、僕の家で遊んだりしました。

小学校の課外授業で科学館に行った時、プラネタリウムの開始時間が迫ってて、Kちゃんが「早く行こう」と言って僕の手を握ってくれたのを今でも覚えています。

友達なのにすごくドキドキしました。
まだ恋とか分からなかったもの。

さて、それから時は過ぎ僕は中学の1年間を長野県で過ごします。

寮生活をして野菜を育てたり和太鼓を習ったり有意義な時を過ごしました。

翌年、中学2年生で地元の中学校に転校してくると僕はKちゃんと再会します。

Kちゃんは僕より背が低くて(僕の背が伸びたからそう感じた)よく喋る普通の女の子になっていました。

中学2年生になり、僕は同級生からいじめられます。

そいつらは決まって3人でクラスに来て僕に暴力を振るいました。

いじめられた理由は何でしょう?

理由は僕が転校生で目立つから。

理不尽すぎる。

いじめをした奴ら絶対頭おかしいよ。

いじめは絶対加害者に問題がありますからね。

ちゃんと不幸になってるといいな。

いじめは1年半続きました。

僕もいじめられてるのを家族に知られたくなかったし(なんか痴漢の被害者みたいだな)
暴力に対して暴力でやり返すのは自分の価値を下げる行いだと思ったので耐え忍びました。

3年生のある日

いじめをしていたZ君のお母さんが亡くなりました。

理由はわかりません。

人は突然死にます。

多分身体が弱かったのでしょう。

時は流れ、僕は大学生になりました。

当時、mixi(ミクシー)というSNSが流行っていて、大学の友人も利用してました。

プロフィール欄に出身の中学や高校を書くことも出来たのでかつての同級生と繋がることが出来ました。

と言っても僕は自分から誰かを探す気にはならないので放置してました。

ある時、Kちゃんからマイミク申請(Twitterで言うところのフォロー)が来ていました。

プロフィール欄を確認するとなるほど確かにKちゃんらしい、ということでマイミクを承認しました。

マイミクになるとマイミクのマイミクが見られる(Twitterで言うところのフォローしている相手)ので、なんの気なしに見てみると何とZ君の名前がありました。

僕は悲しい気持ちになりました。

好きだった人が僕をいじめていた奴と繋がっているなんて。

ちょっと、いや、かなり人間不信になりました。

後から知ったのですがKちゃんはお父さんを亡くしていました。

僕をいじめていたZ君もお母さんを亡くしていました。

片親を亡くした者同士で惹かれるものがあったのかもしれません。

でも、こんなのってあんまりです。

そんな奴じゃなくて僕を頼って欲しかった。

未だに人を好きになるのが怖いのは、きっと沢山理由があるけれど、Kちゃんが僕の心に開けた穴はかなり大きいです。

つらくない恋がしたいなあ。

最後まで読んでくれてありがとうございました。

おしまい。

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