【大人も楽しい!】認知力を高める遊び
受け身なテレビやタブレットを見る時間が増加していると言われている現代の子どもたち。
判断力が鈍っていたり自己決定が苦手で、主体性も弱い傾向にある子が多いようにも思えます。
「自分で考えて行動する」
これは簡単そうですが意外と出来ない人も多いではないでしょうか?
言われたことだけやるのでは社会人になってから苦労している子が多くいます。指示待ちで応用が利かなくなってしまいます。
今まで仕事は特に大きな課題もなく取り組めていたのに、主婦業や子育て等の家のことをするのが難しいという方もいます。
また、進路を自分で考えるのが苦手で”入れそうなところに志願する”という傾向が強いと以前新聞に特集まで載っていました。
日本の授業は受け身なものが多く自分で考えないでやり方までも教えちゃうところがありますね。
「あぁ・・・」と思った方。おすすめの玩具があります。
①クラック(アミーゴ社)
この玩具はディスク状の札に色んなマークが描かれていています。
サイコロ2つがあるのですが色のサイコロと、形のサイコロがあります。
2つのサイコロを同時に振ってどちらの条件にも当てはまるものが描かれているディスクを早い者勝ちでとっていきます。
たくさんディスクを持っている人が勝ちです。
このクラックの良いところは視覚情報を得て、それから判断をして行動に移すというところ。
単純に同じものをみつける遊びとは少し違います。
また、数を数えられない子でもディスクに磁石がついていて重ねられるので見比べるだけで勝敗が一目瞭然!
ADHD傾向のある子は眼球運動が苦手と言われているのでディスクを目で探すことで遊びながらヴィジョントレーニングになります。
視覚認知とワーキングメモリーを高めると言われています。
間違ってもその分の札戻せばOKなのでやり直しできるところも自己効力感を高められて個人的に好きです。
②ソックスモンスター(ハバ社)
しましまのいろんな色の靴下が札代わりになっていて、その札をバラバラにして同じ組み合わせを集めていく遊びです。
これも視覚認知を高める遊びですがクラックよりも低年齢でも遊べる玩具です。
「同じ」の概念があると楽しめます。一人でも遊べるので家庭でもおススメです。
③ハリガリジュニア(アミーゴ社)
これは数が数えられるようになってから行う遊びなので5歳以上が対象年齢です。
カードに出てくる果物が5個になったらチーン!と鳴らします。
順番にカードを引いて行って足していきます。
勉強で足し算をするよりもこの遊びで覚えると楽しく学べますね。
これは視覚情報を数字に置き換えて考えます。
思考力が高まると言われています。チーンと音を鳴らすことにも達成感が生まれます。
④リングディング(アミーゴ社)
これは順序を思考する力がつきます。
あるカードを1枚表にしてそれと同じように指にリングをかけていきます。
どの色・どの指・どのリングから・・・と意識するところが複数あるので並行行動が苦手な子はパニックになりやすいです。
もちろん、指の付け根から見ていって考えるのですが子どもたちの視野はまだまだ狭いので途中で?!?!となる子も多くいます。
⑤カルタ
文字を覚えるための導入としては本当に最適な玩具はカルタ!
3~4歳までは読みを聞いて連想してイラストを取るという音の情報を処理して、イメージしそのイメージと合致したものを探します。
音声情報の認知・処理の力が高まると言われています。
文字が読めるようになると、出だしの文字を聞いてその文字を考えて取るという遊びになって少し質が変わりますが、小さいうちに文字を書かせるよりも聞いた音から文字を覚えるということがとっても大事!
イメージする力がダンゼン変わります。
⑥パズル
視空間認知力と言う言葉があります。
視覚情報からその形状・質・距離間等をとらえることを主に指します。
平面ではありますがパズルは視空間認知力を高めると言われています。
ADHDの不注意型を併せ持つ子などはこのようなパズルの遊びが苦手な子もいます。逆にすご~く得意な子もいます。
文字を覚えたのは1歳から等、興味の限局によって得意不得意がバラバラになっている子もいますが。。。
「同じ」の概念が断片的だったりすると全く同じものでないと「同じ」と認識できないためパズルが難しいということもあるようです。
イラストを完成させるパズルは全体像をイメージして作っていくことが多いと思いますが、ピースの形だけをとらえて作る子もいます。
イメージを持って取り組むことで先の見通しを考えられるようになったりピースを傾けたり、まわしたりしてどうしたら合うかを考えることで目的に向かって自己実現しようとする思考力・問題解決遂行力がつくと言われています。
今回は6つ紹介しましたが普段行っている遊びもルールを変えるだけで認知力を高めることにつながる遊びもたくさんあります。
色鬼、高鬼なども判断力が必要ですよね。
是非参考にしてみてください。