ご報告
ザン王決定戦優勝
この度私、加藤博己は2024年6月1日に行われました、第5期ザン王決定戦(三人麻雀競技団体ザンリーグ主催)において優勝したことをご報告致します。応援頂いた皆様、視聴者の皆様、ザンリーグスポンサーの皆様、その他関係者の皆様、ありがとうございました。深く御礼申し上げます。
最終戦動画
最終戦の対局の模様は下記の動画をご覧ください。
祝辞
自分の近しい方々からお祝いの言葉を頂いたので、ご紹介させて頂きます。
「三人麻雀が日本で一番強い」という言葉はとても強い言葉で大変嬉しく感じました。たしかに現状三人麻雀の競技団体はザンリーグしかありませんので「ザンリーグの頂点に立つ=日本で一番三人麻雀が強い」という事にはなるんですが、まだまだ会員数が少ない(350名)ので現実的には「ザンリーグで一番強い」という事だろうな、と受け止めているところです。ゆくゆくは「ザン王=三人麻雀の頂点」と社会的に認められるような団体にしていきたいですね。
また師匠の土田さんからもびっくりするくらい褒めて頂きました。おかげで土田さんとの登壇セッションイベントも順調に進められましたし、社長からもお褒めの言葉を頂けたので、公私ともに充実した時間となりました。土田さんは以前から「プロ以外の世界に真の強者は存在する」という話をされているので、その辺りも含めて高い評価を頂けたのかな?と個人的には捉えています。
ではここからは話題を変えまして、私がザン王になる為にやってきたことについてお話しようと思います。
やってきたこと
条件計算ツールの開発
A1リーグの解説
ハゲリーグの解説
クイーンズカップの運営
企業リーグの運営
対局動画の品質チェック
1~6番の内容について説明させていただきます。
条件計算ツールの開発
ザンリーグの公式ルールは、基本的に点棒をチップに換算してやり取りするシステムになっていて、その他のチップの獲得方法は役満や花牌4枚使ったアガリ、一発、裏ドラ、白ポッチにチップが付くルールになっています。
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これをExcelで入力すれば一発で全員分の条件が出るようなツールを作成しました。これは自分が条件戦に勝つ為に必要だと感じた事とクイーンズカップや企業リーグでも必ず最後は条件戦になるので需要はある、と考え自分が仕様の叩きを作成し、エンジニアさんに依頼して開発して頂きました。いまではザンリーグの公式戦では欠かせないツールとなっています。
解説
元々話すことが得意で適性があると思っていたのと、他の人の麻雀を観る事が自身の雀力向上に繋がるという思いからチャレンジしてみました。やってみた感想は「選手の思考を全て拾っていくことは難しい」という事ですね。時間的制約もありますので、ポイントポイントで重要な部分を中心に解説していくスタイルでいこうといまは考えているところです。もちろん麻雀の勉強にもなっています。
運営
これは「裏側を知らなければ物事の本質は見えてこない」という考えが元々自分の中にあったのと、各選手やスポンサー様とのコネクションづくりになるかな?と思ってチャレンジしたという背景があります。おかげで色々勉強になりましたし、スポンサー様それぞれの方と交流を深めることができました。
対局動画の品質チェック
これが一番やって良かったなというか勉強になったことでした。内容としては編集の山田さんが作った動画の誤字脱字や表記ミスなどを指摘する、というものなのですが、動画の隅々まで確認しなければならないので膨大の量の対局動画を視聴する必要があり、とても勉強になります。同じA1で鎬を削っているメンバーの麻雀を研究することができますし、他の人の思考に触れることで自分になかった引き出しを手に入れるチャンスでもあります。
続けて、ザン王戴冠後の自分に起きた変化についてお話したいと思います。
変化
A1リーグプレイヤーズ解説
脱衣麻雀の収録
来年の企業リーグ2社からオファー
ゲスト依頼
A1リーグプレイヤーズ解説
これはザン王になった人に与えられる特権というか半年間対局がなく時間が空くので代わりに解説をやりませんか?というものです。もちろんギャラが支払われます。喋るのが好きな自分にとってはやりがいのある仕事なので楽しんでやっています。後期からのA1リーグの対局をぜひお楽しみ頂ければと思います。
脱衣麻雀の収録
これはまさひろさんから依頼された仕事で、麻雀がまだ不慣れな演者さんに対局マナーや作法などをレクチャーしたり、本番対局中に発生したトラブルの裁定なんかもやったりしています。普通の会社員が脱衣麻雀の収録現場に立ち会えるなんて絶対ないので、これも嬉しい出来事の一つですね。
企業リーグオファー
2025年の企業リーグのスポンサー企業2社から重複指名を受けました。大変喜ばしいことですが、私の体は一つしかないので慎重に検討させていただきその内の1社と契約させていただくことになりました。ザンの企業リーグのスポンサーの中では最も大きい新規参入企業になります。Mリーグほどではありませんが、対局料や交通費、宿泊費なども支払われます。先方の社長さんが三人麻雀が大好きでザンリーグの会員としてリーグ戦にも参加されておりますので、定期的に勉強会などもやっていく予定です。
ゲスト依頼
ありがたいことにゲスト依頼も何件かきておりまして、スケジュールを調整して順次入っていきたいと思っています。個人的にはザンリーグの認知度を上げていく為にも、地方の雀荘様にも足を運んでみたいと考えておりますのでぜひ地方の雀荘オーナー様でご興味ある方はXの私のアカウントまでDM頂ければと思います。
なりたい自分に成る為に
さて、これまでザン王になる為に私がやってきたことと、ザン王戴冠後の変化についてお話してきました。これは別に私がやってきたことを褒めて欲しいだとか、結果を自慢したいだとか、そういう話ではありません。
つい先日、桐生副会長からザンリーグの会員向けに企業リーグについての説明会が行われました。そもそも企業リーグとは何ぞや?という話から企業リーグに指名される為にはどのようなルートがあるか?といった内容で、そこには数多くの会員の方が参加されていました。つまり会員の注目度が高いコンテンツである、ということです。
私は現在のポジションを確立する為に上記で説明した内容をやってきました。つまり、私なりに努力してきた結果、いまの状態になっているというわけです。皆さんも企業リーグに出場したいのであれば、ただ待っているだけではダメです、自ら行動を起こしてみてください。参考になれば幸いです。
ザンリーグについて
最後にザンリーグについて思っていることを書いていきたいと思います。
ザンリーグは合同会社ザンが運営する競技団体で、企業のメンバーとしては(高田、桐生、畠山)の3名で運営しています。もちろん私は社員ではありませんし、経営陣でもありません。ザンから仕事の依頼を受けたものについてはその対価を頂いているという関係性になります。私も他会員と同様、特別になにか優遇されているというわけではありません。
高田まさひろという人物は経営者としては優秀です。なぜなら物事を客観的に見られるからです。仕事は公平に割り振っていますし、活躍できる場も平等に提供しています。要するに活躍する場は全会員に対して開かれた状態を作っているので、あとは会員がそれをどのように活用していくか?ということなんです。
これを読んでいる会員の皆さんの中でもし活躍したい、何か仕事を手伝ってみたい、という方がいらっしゃれば自らアクションを起こしてみてはいかがでしょうか。私も皆さんに負けないようにこれからも様々な事に挑戦し続けたいと思います。
共にザンリーグを盛り上げていきましょう!!
2024年8月28日 第5期ザン王 加藤博己