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そして結婚〜私がドイツに導かれるまで
導かれるままドイツで仕事をするために四度目の渡航をした。
そしたらそこに夫がいた。
渡航の翌日、初出社のオフィスにのちの夫になる人物がいた。
彼と私のラブストーリーは、またいずれ書くこともあるかもしれないが
とにかく運命の流れの方が凄まじく、戸惑うばかりだった。
夫は正直私にはもったいない出来過ぎた人物だが、どこか懐かしく
同じ色の感性の持ち主だと思った。でもだからと言ってお付き合いしたいとか
結婚したいとかそういう執着には結びつかない平和な感情をもたらす人。
そんな風に思える魅力的な男性に出逢ったのも初めてだった。
結婚とか恋人とかじゃなく世界の、宇宙の果てにお互いがいても時々
手を振り合って交信したり、もしも彼が別の女性と幸せに暮らすならば
心から祝福できるだろうと思っていた。しかしあれよあれよという間に
話は進み結局彼と結婚式を挙げたのはドイツに来て3年目の出来事だった。
それほど早くもないのかな?
つまりそのことがドイツ長期滞在を決めることとなったのだ。
今となっては何もかもが一本の糸で紡がれていたとしか思えない。