Guitar
オーダーメイドのスーツみたい
お前のギターはいつだって
俺のイマジネーションにぴったりの音がした
俺のことを全部分かってくれてる
俺の求めてるもの全部分かってくれてる
最初はそう思えてたんだ
いつからか
お前のギターに欲張りになった
もっとくれよ
俺の想像を飛び越えて
もっと驚きをくれよ
オーダーメイドのスーツじゃなくていい
お前がギターを置いて去っていった冬
雪がチラチラして
何もギターを置いていかなくても
お前は言った
そのギターはお前の音楽を奏でる為にあるんだって
恋人を失うより悲しくて泣けた
お前が残したギターでは一曲も作れなかった
どんな愛を奏でても何だかしっくりこなかった
戻れないけど
戻れなくても
いつもここにあった
お前の隣にいた
俺の隣にいた
紛れもない事実
それはそれで確かな愛だった