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北朝鮮、弾道ミサイル発射直後に談話発表…発射の意味は二通りある①示威行為である場合(喋る)②廃棄処理である場合(沈黙)

①示威行為のための発射


 12月17日深夜に北朝鮮がミサイルを発射。直後に北朝鮮政府は談話を発表した。
 このケースは明らかにミサイル発射によって何らかのメッセージを送り、示威(デモ)を行うケースである。

②ミサイル消費期限が近づいたための発射


 2023年春の連続発射。日本中は大騒ぎになり「北朝鮮脅威論」を唱える政治家などが大騒ぎしていた。
 この場合には、北朝鮮政府は何にも談話を発表しないし、していない。
 実はこれらのミサイルは「固体燃料」である。
 「固体燃料」自体は経年劣化は非常に少ない。
 しかし、この「固体燃料」が加工、成形されてミサイルに充填されると、様々な環境条件(温度、湿度など)の変化によって「充填され成形された固体燃料」には、経年的な変化が生じる。
 例えば、材木はそのまま放置すればそれほど変化はしないが、構造物の材料として使用(例えば家の建築)すると、力(ちから:応力)がかかったりすれば材木が変形したり、折れたりするのと同じである。
 要は、いつまでも未使用で保管するのは、危険なので、最も安全でシンプルな廃棄方法は発射することである。
 下手に地上で分解して処理しようとして暴発すると連鎖的に複数のミサイルが暴発して大変なことになるからである。
 この場合、「これから廃棄します」とか「廃棄処理のために発射しました」などという間抜けな談話は出さない。
【まとめ】
よく理解していない人たちが大騒ぎして不安を掻き立て、敵意を抱かせるのは決して外交上にメリットは無い。
冷静に分析して対処すること
が、まさにインテリジェンスなのである。
 
 


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