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感情を入れるハコ

最近、奇奇怪怪明解事典のPodcastを毎回聞いています。

言葉、文化、作品への言葉雑談。見知ったモノでも普段触れない言葉と観点あったり、単純に面白い。過去遡って全て聞きに取り掛かっているので、どこの回か失念してしまったけれど、一文だけ触れられてた「感情を入れる箱」って言葉が頭に残っています。

社会機能として、色々なハコは各所に用意されていて。食欲満たすにはレストラン、静けさと安寧満たすには、非広告空間、寺?とか(思い出した、44巻「第44巻(前編) 完全個室サウナtuneにいってきた」でした)、性的なハコもあるし、運動したい人のためのハコもある。

ただ怒りのための箱と、泣きたい時のハコってあまり少ない気がする。

ストレス発散的な場所はあるけれど、誰かに怒る時の箱がないからSNSがその代替となって凶器と化している感ある。泣きたい時の箱は、感動作品はあるけれど、何か特定の悲しい事象についての癒しは時間?ぐらいしかすぐ思い付かない。

愚痴を聞くためだけのコールセンターサービス、遺言を収集する作品『Last Words / TypeTrace』もそのハコとして機能している印象。

衝突、は違う感情・欲を持っている人が、同じハコの中に入っていることで起きる感覚あります。共有、シェアが正とする潮流ありますが欲求、ニーズ別の規模によりその成否決まるような気がする。メタのメタバースも期待。

余談。語源となった、スノウクラッシュとても良書でした。ここで描写されている空間や、マトリックスで多く描かれている空間より、レディ・プレイヤー1みたいな各部屋でできることか分化する形で現実世界が再現されていくであろう今後、楽しみですね。


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