なんか橋本環奈がパワハラらしいですね
フジテレビ系列の芸能スキャンダルから次々と被害者ビジネスとでも呼称したくなる現象がここ一年程流行っている。
後々から実はあの時アレだった!コレだった!
という様々な嘆きを見ると、ホスト時代に営業をした相手の姫にもなってくれなかった話を聞いて欲しいだけの人達を思い出す。
延々と過去のタラレバ話を続けて
「もしもあの時にあの人の〇〇さえなければ、私は今頃こうなれていた!」
と言い続けて一銭も使ってくれない彼女達を身限ろうとは思うが、彼女たちは来店を仄めかして私を引き留めた。
そのエネルギーたるや、凄まじく、目一杯被害者ヅラをして泣き喚く。
かといって結局は店には大抵来ない。
私の交渉力が無かったのも事実だけど、おそらくは初めから来る気もなかったのだと思う。
本来、お金を払って会える相手に自分は無償で会える優越感が欲しいのだ。
時間を自分に奉仕させて、目指す先を有するプレイヤーの足を引っ張る。
その構図はまるで、死なば諸共。
負の感情を生きる糧とする、生ける屍の鰐落としの様である。
もちろん、当時の私が主に女性を接客するから、女性にばかりフォーカスがあたるが、男性でも、プライバシーの関連情報を取得したことを鬼の首を取ったかの様に振る舞い、脅しをかけてくる男性も幾人と居た。
生きる目的とその将来、どちらも無い人からすれば、誰かを陥れることとは時に生きがいとなり、その情報の引き換えや、言いふらしでしか自分の存在価値を見出せない者も多く存在するのだ。
私の会っていた人達の感情に加えて、取材料や和解金、慰謝料といったその先生きる道を長らえさせることが出来る、となると大喜びでタレコミ先に大袈裟な泣き顔を見せることもするだろう。
そんな被害者ヅラブームの巻き起こる最中。
ここぞと週刊文春お得意の文春砲から拡がる。
タイトル通り、かつて、1000万人に1人の美少女と呼ばれ今年も紅白歌合戦の司会も勤めた橋本環奈の記事が世間を騒がせる。
この話に触れる以上は、当該記事を見るべきと考え、細かいことをチネチネ書いて広げた記事を4スクロールほどして読み終えた。
要約すると、福岡?にいた当時は性格のいい子でした。
上京後、飛ぶ鳥を落とす勢いの人気となり、CM出演やドラマの主演を担当することとなり…
しかし取り扱い案件にかかる重圧や、後進女優になり変わられるのでは…という不安も重なり
成人後には酒に溺れ二日酔いで現場入りすることもしばしば
元カレにも態度が悪かった。
担当マネージャーが8回程変わってて「使えねえな」が口癖らしい。
所属事務所の社長もまともにマネージャーの福利厚生を行わず、橋本環奈の肩を持つばかりで、メディアに向けた橋本環奈の印象と、その実とは大違い…
橋本環奈はパワハラ女優だ!
とのこと…。
しょーもない。
広告に出てきた森永の美味しいコラーゲン桃味にすら怒りを覚えるレベルである。
誰でもそんな態度にならないか??
と私は思う。
主な橋本環奈の怒りの沸点は、マネージャーの飲み物を持ってくるタイミングの悪さや、飲み物の置きっぱなし、移動時にミスで飲み物が無かった時、だそうだ。
私自身、他の人より髪の毛数本くらいだけ芸能界に出入りしたことがある程度の認知で語るのも烏滸がましいが、マネージャーとは、社長に対する秘書の様な気がしている。
それで、秘書の仕事とは、スケジュール管理、営業メールの返信、そして、仕事効率化のための飲食品の確保である。
橋本環奈に撮影中の休憩にコンビニ並ばせるとかあり得ないだろう。
仮に本人が自分で欲しいもの見て決めたい!的な強い要望でも持って無い限りはそんなことはやってはいけない。
レジに並ばせて、お会計に必要な小銭なりを数えさせるくらいなら、彼女に一つでもセリフを覚えさせた方がいいし、より良いコンディションにするための習慣なりに時間を割いてもらった方がよっぽど彼女自身は当然のこと、事務所そのものの利益にもなる。
私の祖母は、石原裕次郎を料亭的な所で接客したことがあったそうなのだけれども、そこに聞く女優のワガママさとは凄まじかったらしく、私はそもそも、女優とは高飛車で偉そうで、細かいことに一々キレてて、飲み水の硬度すらこだわるレベルだと思っていた。
というかは、橋本環奈とか関係なく、女優、ひいてはタレントとはワガママになるものではないだろうか。
自分のSNSの投稿一つで物議が湧き、目に見えない薄い信仰宗教的な信者とアンチへと裏帰る往来を趣味とするオセロの駒のような大衆を相手にしている。
そのストレスたるや、相当なモノで、顔も見えない何者かが何かを自分に向けて投げてくるというのはとんでもないストレスである。
私ですら、新宿で盲目の父親の手を引き、移動の誘導をしていた時には「あの男の人は誰ですか?」と半ギレっぽいおそらく男性である捨て垢からDMが送られたり
〇〇通りですっぴん姿見た。ブス。
とかどっかの掲示板で言われたりするのだ。
それホンマに私か??
それすら分からない。
全員並べて鋭利な鈍器でど突きたくなる。
そういう大衆の入り混じった意志の塊を日々受け続けるストレスは計り知れない。
何よりも、当該の記事は元マネージャーからのタレコミの様だが、マネージャーは橋本環奈にタレント性を求めてはいけない。
ある種、ストレスの捌け口とは、マネージャーの仕事の一つであると私は信じている。
確かに、雇用契約書にはそんなことは書いては無いだろうけど、タレントもウンコするし、口臭い時もあるし、ムカついてる時もあるのだ。
数え切れないストレッサーを抱えたタレントがムカつかないことが無いわけがない。
それに加えて、多額のギャランティを受け取り、金持ちにでもなってみて欲しい。
私ですら、上手く働けた時には1日10万円は稼げる。
財布に普段はない額の一万円札が入っていた時、少なくとも私は気分が良くて、買えるものの増える優越感や、ある種の権力の取得に気持ちが浮かぶものだ。
橋本環奈なんて、多分1日その100倍くらい稼ぐだろう。
タレントには性格の悪くなる側面が多くあるのだ。
そもそも非の打ち所がない理想的な人物だけがタレントになるべきなのではなくて
彼女の場合は性格ではなくて見た目の美しさや、その表面上の人間性をタレント性と見られているのであろう。
当然、煌々と光るタレントには羽虫が集るし、それを自分のいる側である失敗者側へと引っ張り、叩き落としたがる死霊の様な、鰐落としを仕掛けてくる有象無象も現れる。
完璧に見える成功者の裏側とは、彼らが一般人と何ら差し違いないこと確認できる、マイナス方面の魅力がある。
そうだとしても、橋本環奈の元マネージャーは橋本環奈に「橋本環奈」を求めてはいけないし、仮に彼女のサポートをする役割を一度でも担ったのであれば少なくともその役割であった存在が橋本環奈を陥れる立場になるのは、裏切り行為に思える。
シンプルにカッコ悪い。
早く被害者ビジネスブームが終わりますように。