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ひめうずらの親子から学ぶ自然孵化の一例

ひめうずら研究室 ラボ長のHIROです。

第二世代のヒメウズラを望む飼育者さんに特に知って貰いたいお話です。

必死にたまごを温めるルルママ


自然孵化

自然孵化とは親鳥が卵を抱卵し温め雛を孵化させることです。

雌が卵を産んだ場合、温めだすことがあります。

ちなみにこれを孵化器に任せるのが人工孵化です。


自然孵化でちゃんと孵化するの??

YES 孵化します。

自然孵化にチャレンジした飼育者さんが見事成功させています。

自然孵化で爆誕2羽

ルルママ頑張りましたね。

親子3羽


しかし 残念なことに 訃報が届きました

雛は数日のうちに 2羽とも天に召されてしまったのです。

一体この親子に何が起こったのでしょうか??


抱卵する親鳥(母)の抱えるストレス

神経を尖らせ誰も家に入れなくなったルルママ

一日中ほとんど ずーーーーーーと

飲まず 食わず ウ〇チもせず卵を温めるわけです。

おまけに他のヒメウズラを寄せ付けなくなります(怒る)

抱卵は役17日 相当に体力 気力 生命力を消耗します。

何故ここまでして孵化した雛は天に召さてしまったのか

1羽目は3日目に突然 天に召されたと報告をいただきました。

雛が生後数日で突然に天に召されることは正直言って珍しい事ではありません。

産まれても先天的な遺伝子異常でそうなるものもいれば、誤嚥で窒息など様々です。

飼育者の管理不十分を除き、完璧に原因を特定することはしばしば困難です。

参考↓雛を育て上げるた為に必要な危険予測のノウハウ↓

ヒヨコを育てよう 雛の育て方と絶対に気を付けてほしいポイント ひめうずら飼育のノウハウ|ひめうずら研究室|note


2羽目に起こった事が異常事態だった

親鳥が雛の足を嘴(くちばし)でつつく  

つまんで宙吊りにし投げ飛ばし始めたというのです。

虐待と思われる行為を発見した為

雛を隔離したとのことですが 

翌朝に雛は衰弱し力尽きてしまったのです。

一体なぜ? 何がルルママを変貌させてしまったのか?


飼育者の接し方に原因がある可能性

前述のように母鳥は命を削りながら卵を温めています。

飼育者さんは今回の事例に関して後方視的に考察していただきました。

①抱卵の時から人が巣箱をのぞき込んでいた

②人が抱卵中の卵を触っていた

③孵化した雛を人慣れさせようと毎日さわっていた

親鳥は生後翌日の雛に対して嘴(くちばし)で足をつつき、引っ張る行動を起こしたそうです。


鳥(動物)が育児を放棄することはある

いろいろ動物で育児放棄は存在します(個体数を調整する種もいます)

これは皆さんも聞いたことがあると思います。

ただペットの場合、特に考えられるのが飼育者が関与すること

①巣を頻繁にのぞく

 警戒心がピークになり育児放棄を起こすことがあります。

②雛を触る

 他の動物の臭いが付いた場合、巣に危険が迫っていると判断し育児放棄

 最悪、親が子を処分します。


どんなに人慣れしたペットでもこの時期(子育て)だけは・・

私も昔、愛猫が子猫を産みました。

子供の私は子猫を見に行ってばかりでした(だって可愛いもん!)

しかし 親猫は何度も子猫の場所を変え、最後は屋根裏に行ってしました。

幸運にも子猫を親猫に食べられなくてよかったです。


ペットを責めないであげてください

そして飼育者さん自身もそうです。

無くなった命は絶対に帰ってく来ることはありません。

しかし【悲しみ】は間違いなくそこに存在します。

それは【大切に思う心】があるからです。

そして【失敗に学ぶことは大変に大きい】です。

私も同じで、戻ってこない命に反省を含め多くを学ばせてもらっている一人です。


自然孵化をチャレンジするウズラーの皆様へ


親子を見守ってあげましょう


この場合は見守ってあげましょう 。

今回、私も小さな小鳥たちに大変学ばせてもらいました。

出会ってしまったら必ずお別れがある】こと

そして別れをどのように迎えるのか

小さな命に感謝の気持ちを込めて

ぴよちゃんありがとう

ヒメウズラ飼育者さん そして これからヒメウズラ飼育を始める方々に

届いてくれることを願っています。


それでは、また。


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