5月19日 姫島おさかな祭開催! 島の郷土料理、かんころ餅ってなんだ?
より多くの人に姫島の旬の味を味わっていただくための「姫島おさかな祭」が2019年5月19日(日)、 姫島港フェリー広場で開催された。
姫島の旬な魚をつかって刺身・唐揚げ・吸い物などが楽しめる賞味会があって、食後にはキツネ踊りとアヤ踊りの鑑賞会を行うとか。
「去年までは、甘カレイ(マコガレイ)をメインにしたカレイ祭りだったんですが、今年は、鯛、大口、サヨリなど今、捕れてる魚を使ったお弁当を販売しました。
当日は朝から雨だったので、お客さんも少なく、残念ながら、お弁当は完売できませんでした💧
なかなか写真を撮る時間がなかったのですが、何枚か撮ってみました」
と姪からメールがきた。
「お弁当箱を並べ終わったところ」
とメールにはあるが、なかなか壮観。完売できなかったのは、ほんと残念!!
おさかな弁当。刺身は、鯛の刺身かな?
上の画像は、お祭りで販売している「かんころ餅と石垣餅セット」。茶色っぽいのがかんころ餅だ。
かんころ餅は姫島村の郷土料理のひとつ。
かんころ餅の原料はサツマイモ。
サツマイモをスライスして天日干しにする。それを製粉したものがかんころ粉。かんころ粉にだんご粉を少しと水を加えてねり、丸めて茹でると「かんころ餅」のできあがり。祖母がよく作ってくれた私の大好物でもあるが、上京してからは食べておらず、哀しいことに味は忘れた (;ω;)。
もういっぽうの石垣餅は、細かく切った芋と小麦粉・砂糖・ベーキングパウダーを混ぜてこねる。その後、15分以上、蒸し器で蒸せば完成。
おやつとしてよく食べました。やはり上京してから食べておらず、混ぜ込んだサツマイモがおいしかったということしか、記憶にない。
上の画像は、マイクロバスで出番が来るのを待っている子どもたち。「キツネ踊り」を踊るのだ。
「姫島おさかな祭」で、来場者に披露される「キツネ踊り」と「アヤ踊り」は、毎年8月開催される盆踊りの人気演目。
盆踊りの期間には、各地区ごとの盆坪と呼ばれる会場と中央広場の計7つの会場が設けられ、踊り手は地区毎に15~20名が一組となって、まず各自の地区の盆坪で踊り、次いで島内各所の盆坪を巡って踊る。1度の祭りで踊られる踊りの種類は50種以上にのぼる。アヤ踊り、キツネ踊り、猿丸太夫、銭太鼓は、姫島村の無形文化財に指定されている。
なかでも「キツネ踊り」は、パロマのガス湯沸かし器のCMに使われていたこともあり、人気がある。
「姫島おさかな祭」では、アサギマダラ鑑賞バス島内周遊バスを運行している。
アサギマダラは、翅の模様が鮮やかな大型のチョウで、「旅するチョウ」として知られている。成虫は日本本土と南西諸島・台湾の間を往復。 千キロ以上を移動している蝶なのだ。
姫島には、年に2回、春と秋に飛来する。5月中旬~6月上旬頃には、みつけ海岸に自生するスナビキソウの蜜を求めて飛来し、 10月中旬頃には金地区に自生するフジバカマの花の蜜を求めて飛来するとか。
※アサギマダラの画像3点は、スナビキソウの群生にいたのを撮影している。よく見ると、草むらの中に隠れるようにしてアサギマダラが蜜を吸っている。残念ながら、これは昨年撮影したもの。今年、姪は忙しくて、まだ撮影するチャンスがなかったようだ。
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