![糸蘭02](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/15915207/rectangle_large_type_2_8daf44c29a3ec6dc8fd0b0ee6d728641.jpeg?width=1200)
北米から渡来してきた花「糸蘭」が、姫島に自生していた。
「道の花🌼
名前はわかりませ(^-^)」
とスーさんからメールがきた。スーさんのコメントは、いつもながら、単純明快で、感心する。
この花、糸蘭(いとらん)のようだ。
「らん」とつくがラン科ではなく、通称「ユッカ」と総称されるキジカクシ科(旧リュウゼツラン科)イトラン属の常緑多年生植物。直立した花茎に、スズランのような釣鐘状の大きな白い花を多数つける。
原産地は北米の乾燥地帯で、日本には江戸時代末期の19世紀半ばに渡来したそうだ。観賞用として芝生などに植えられた。
江戸時代に北米から渡来した花が、どういった経緯で姫島の離島にやってきて、車えびの養殖池のそばで白い花を咲かせたのか……
室生犀星の詩「ふるさとは遠きにありて」を思い出す。
ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
よしや
うらぶれて異土(いど)の乞食となるとても
帰るところにあるまじや
ひとり都のゆふぐれに
ふるさとおもひ涙ぐむ
そのこころもて
遠きみやこにかへらばや
遠きみやこにかへらばや
秋は感傷的になりがちだ。
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![スー](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/11665000/profile_cf26833ed4f168a3b8e6457b2eb48225.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)