ぼかし

秋の草むらには「ドロボウ」が潜んでいる?

「ドロボウ。我が家は、服にくっつく草は、なんでもドロボウって言うんですけど、他の人は言わないのかな~❓」
 とスーさんからメールがきた。
 秋に野山の草むらを歩くと衣服につく植物の種子に悩まされる。草むらに愛犬が入り込んだりすると、とるのが大変で悲惨なことになる。
 そのような植物の種子を「ひっつき虫」と呼ぶ地域が多いようだ。スーさん家同様「ドロボウ」と呼ぶ地域もある。
 子どものころ、私の記憶だと「ほいと」と呼んでいた。「ほいと」とは「こじき=乞食」のこと。広島では、「ほいと草」といっている。

ドロボウ02

ドロボウ01

 日本には約50種類もの「ひっつき虫」があり、スーさんが撮影した植物はアメリカセンダングサ(キク科)と呼ばれる植物。北アメリカ原産の帰化植物だ。画像で見ると、形が魅力的でとてもキレイなのだが…。

 私の記憶にある一番の「ひっつき虫」は、オナモミ。いっぱい集めて友達の服やカバン、頭髪めがけて投げつけた。
 カバンやくつなどに使われているマジックテープは、オナモミの仲間(ゴボウ)の実がヒントになって生まれた。

オナモミ01

※上の「オナモミ」の画像は、スーさんが撮影したものではなく、フリー素材です。

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スー
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