死に損ないのブルース①
私は5月23日の0時過ぎに自殺未遂をし、警察に保護され、留置所に入れられた。
その日の夕方に精神病院に入院することになった。
私は
「お金が無いので入院は無理です。やめてください!!」
って言った。
そしたらお金が要らない入院だと言われ、入院が必要と言われた。県で定められた【措置入院】だったのだ。
それからしばらくして病院の車で病院へと向かうことになった。
コロナ対策と自殺未遂のパニックを防ぐため【保護室】という所に入れられた。
保護室は留置所とほぼ変わらず、床に敷布団と掛け布団と枕。トイレットペーパーと時計。洋式トイレが設置されている。トイレは外からしか流せずに「流してください!」って言わなければならない。 窓の下の穴から弁当が届けられる仕組みになっている。
外には朝の洗顔時と週に2回のお風呂の時しか出れない。
それが1週間続いたのだ。
最初はパニックで嫌だと泣き叫んだ。
そしたら男の看護師が冷めた目でやって来て
「泣き声が外まで響いてましたよ。自殺しようって分かったら男は皆引きますよ。」
って言われた。
私はここに居ても助からないんだ…。
そう思って私は大人しく言うことを聞いて1週間過ごした。
すぐに退院できるだろうと思って。
だが、措置入院は3ヶ月入院しなければならないと途中で知り、絶望した。
絶望の中、私は大部屋に移ることになる。
続く。