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残心の意識と実践

2024年8月6日 火曜

仕事をした時、
何か話した時、
自分が何かを行った時、
その後に残る空気が
ポジティブになっているかどうか
そんな意識って、
いかなる場面でも
とても大切なことだな、と思います。

例えば、
自分の部屋で過ごした後、
その部屋は使う前よりも
エネルギーが上がっているか?
下がってしまっているか?
に意識を向けてみてください。
ものは整って置かれていますか?
食器は片付けられていますか?
ゴミは散乱していませんか?
無意識にものを配置してしまっていませんか?

今、この瞬間に大好きな彼や彼女が来ても、
会社のお偉いさんが来ても、
「どうぞ」と部屋に案内できるような
そんな状態になっているかどうかを
意識してみてください。
すると、結構整えなければ
ならないところが
見つかるかもしれません。

言葉も同じです。

自分が話した後、
周りは笑顔になっていますか?
学びが深まっていますか?
やる気が上がりますか?
自分の一挙手一投足が周りを下げるのか、
上げるのかに意識を向けることが大切です。

究極的には、
つまらない仕事でも
自分が関われば楽しい空気になっていく、
つまらない会話でも
自分が参加することで
学びの深まるものになっていく、
汚くて気が悪い空間でも
自分がそこで過ごせば
エネルギーの高い空間に変化していく、
というくらいの意識と
立居振舞いで日々を過ごすことです。

その心がけの積み重ねが
周りに伝わるオーラになり、
評価につながっていきます。
あなたも「この人好きだな」
と思う人って、
会った後や話し終わった後に
嫌な気持ちになっていない人ではないでしょうか?

やる気が出た、
心が温かくなった、
笑顔になれた、
そういう人のことを無意識のうち
「好き」と感じているのではないでしょうか?

好かれる人、
慕われる人は、
「残していくもの」が美しく、
あたたかく、ポジティブです。
日本の武道や茶道など
「道」とつくものには
「残心」という考え方があり、
これはつまり、
そこに心を残すという意味です。

わたしも幼い頃から剣道を学生の頃はずっと
やっていましたが、
技を決めた後は必ず
「残心」と呼ばれる構えをとりました。
そして、それが大事だと教えられました。

武道においては、
相手を倒した後も油断することなく、
相手がどう動いても対処できるように
意識を向け続けます。

これは日常においても同じことで、
部屋で過ごした時、
職場を出る時、
その場にどんな「残心」があるでしょうか。

良い想い、
あたたかい想い、
空間への感謝など、
心を残してくることができているでしょうか。

その空間を出る時、
その人と話し終わった時、
意識がプツッと切れてしまって
次のことを考え始めていることが
多いかもしれません。

だけど
そんな時こそ「残心」を
大事にしていくべきです。
人と話す時、
過ごした空間を出る時、
ちょっとでも目の前の人が
明るくなるような言葉をかけたり、
笑顔で対応したり、
空間を整えて感謝の思いで
部屋を後にしたり、
残すものを意識して
生活していただければと思います。

また、残す「言葉」については、
どのように言葉を発するかが
相手の心に残るものを大きく左右します。
自分の「残す意識」が相手の中で
「残るもの」になるように
言葉をかけていくと良いですよね。

まずは今日だけは「何をその場に残すのか?」
そこに意識を向けて生活して
その感想をコメント欄に送っていただければ、
わたしも嬉しいです。

複雑に考える必要はなく、
例えば「部屋を出る時に、部屋を振り返ってみると
机がごちゃついていたので少し整えてみたらスッキリした」とか、
「人と話した時に最後、笑顔でまたね!
と言うことに挑戦してみた」など、
些細なことでも「やってみた」と
いうことが大事なのかな、と
思っています。

ありがとうございました!

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