女優搗宮姫奈の世界一周コーヒーの旅 in ラオス【後編】
自分自身でコーヒー屋を始めるにあり、世界一周コーヒーの旅をしてたくさん勉強してきました!
皆さんにも一緒に体験しているように感じて頂きたく、noteに残します😊
動画でも残しているのでそちらも是非チェックしてみてください☺️
それではラオス2日目へGO!!!!
▼1日目の様子はこちらから!
ラオス2日目
今日は農園や農協でコーヒー農園を見たり、実情についてたくさん話を聞きに行く予定です!
それでは早速!
今日1つ目のコーヒー農園に行ってきます!!!🚗
④農園経営のリアル
2日目最初に訪れたのは、ラーさんの農園。
とても大きな農園を経営しているのは、なんと私と同い年の女性!
経営者の先輩だ!🤣たくさん話を伺って勉強します!🔥
到着したら早速農園を案内してもらいました!
そして見つけたのが、、、
コーヒーの実!!!
初めて本物を見ました!!!
そろそろ収穫期とのことで、赤や緑のコーヒーの実を見ることができました!
当たり前だけど、こうやって植物として育てられてるんだなぁ。。。🥺
この実ひとつひとつが、コーヒー豆になりそれがたくさん使われて、普段飲んでいるコーヒーになっていると考えると、コーヒーに対してまだひとつ愛おしさを感じました。
そんなことを考えていると、ラーさんから
「これ食べてみて」とコーヒーの実を渡されました。
私:「え、食べていいの!?」
ラーさん:「どうぞ!これはゲイシャっていう品種のコーヒーの実だよ😄」
私:「えー!!!ゲイシャ!?あの最高級の!?!?」
ラーさんの顔を2度見、いや3度見してもずっと
「😄」この顔のまま🥺
では、遠慮なくいただきたいと思います!!🥺
「パ、、、パプリカ!!!」
まさかのまさか、その味は完全にパプリカでした笑🫑
収穫期になるともう少し実が熟して甘くなるそうです。
最高級コーヒー「ゲイシャ」の実を食べることができたのは、貴重な経験でした!
農園の次は家の方に案内していただいたのですが、その途中に違和感感じました、、、。
「ん?キャベツ???」
さっきのパプリカといい、私は野菜農園に来ているのか?と思いました。
という冗談は置いておいて、
ラーさんに話を聞くと、どうやらこのエリアのコーヒーノキを新しいものに植え替えている途中とのことです。なのでここだけぽっかり空いているわけですね。
コーヒーノキが収穫できるようになるまで3年ほどかかるので、その間空いたスペースでキャベツやアボカド、フルーツなんかを育てているそうです。
ラーさんの経営者としての抜かりなさには学ぶところがありました、、。
そんなわけで家の中に入り、いろいろ話を聞くことにしました。
たくさん学ぶぞ!と意気込んで、直接取引先の話やコーヒーの育て方を詳しく聞いたり、
私達と一緒に新しいコーヒーを作らないか?という提案をしていたのですが、話しているうちに段々とラーさんの目が潤んでいることに気づきました。
なにがなんだかわからず、フォローすることもできずに話を聞いているとその訳がわかりました。
実はラーさん、一昨年の夏にこの巨大農園のオーナーでもあったお父さんを亡くされたんです。
元々ラーさんが農園を手伝っていたこともあって、現在農園を受け継いでオーナーとしてこの農園を経営しているとのことです。
なにか困っていることなどないか聞いてみたのですが、お父さんが亡くなる前にコーヒー豆の育て方以外にも農園の経営について教えてもらっていたので現在困っていることは特にないみたいです。
しかし、受け継いでまだすこししか経っていないこともあってあまり挑戦的なことはせずに、まずはこの農園をしっかりと守っていきたいと私達に話してくれました。
この話を聞いたらもうなんだか私までうるうるしちゃって、、、。
私と同い年のラーさん。またいいタイミングで一緒に働けることを願って私も頑張ろうと思いました!
やるぞ!🔥
⑤未来の約束
ラーさんに別れをつげ、次にやってきたのはコーヒーの農協さん!
到着するとそこに待ち受けていたのは、大きな機械の数々。この農協には約450の農家から豆を購入し、年間で300tほどの輸出を行っているとのことです。
工場では若い人たちが、出荷用に梱包したコーヒーの袋をトラックに積んでいました!!
一通り農協の中を案内してもらい、農協の概要について説明していただいたあと、
今回は特別にこの農園のオーナーである、ブーンさんに話を聞かせていただくことができました。
ブーンさん。よろしくお願いします!
実際にラオスのコーヒー業界がどのような流れで動いているのか、そしてどのような人や企業が関わっているのかを知りたかったので、早速ブーンさんにたくさん聞いちゃいました!
まず、冒頭でも話した通りこの農協では約450の農家さんからコーヒー豆を購入しているとのことです。
ちなみにラオスにある農園のほとんどが小規模農園で、おおよそ1ha弱といった広さに多くて500本くらいのコーヒーノキが植えられています。
※1ha→サッカーコート1.5個分くらい
小規模農家さんは、大きい農園に比べると相対的に収入も低くなるため、なかなかコーヒー豆を精製する機械を購入することができません。
なのでラオスでは、小規模農家さんの殆どが農協にコーヒー豆を販売して精製は自身で行わないことが多いんです。
年間の輸出量が300t、コーヒーにして1,000万杯を超える量の豆がこの農協で作られていると聞くと、改めてコーヒーの消費量の莫大さを感じました。
次に、主な販売先についてブーンさんに聞いてみました。
こちらの農協含め、ラオスのコーヒー豆の販売先はタイやベトナムがほとんどとのことです。
それに加え、こちらの農協からは日本企業へも約10%のコーヒー豆を販売しているんですって!
すごい!びっくり!
ここで、ブーンさんが「日本人はティピカしか買わないけどね」とも言っていました。
どこかで聞いたことある、、、。あ!
noteラオス編前半でも紹介したTewさんだ!
日本人はラオスのティピカが好きみたいです笑
となると、また新しい疑問がでてきました。
タイやベトナムにもお気に入りの品種はあるのだろうか?
🤔🤔🤔🤔
気になって、早速ブーンさんに聞いてみました!
するとブーンさんは笑顔で私達に言いました。
「彼らはなんでもいいと言って購入していくんだよ」
🫨🫨🫨🫨
なんだって!!!!!
どうやらタイはアラビカ種を、ベトナムはロブスタ種をごっそり買っていくみたいです。
【ここで少し補足!】
普段私達が飲むコーヒーは大きく分けて、アラビカ種とロブスタ種があるのですが、まだその先にも200を超える品種が存在するのです!
その一つ一つに味の個性があり、またどのような場所で作るのかによっても珈琲の味は大きく変わるんです。
しかし、タイやベトナムの会社は品種にこだわらず大量にコーヒー豆を仕入れるとのことでした。
日本では、ラオスのティピカというと、マイナーではありますがファンもいる立派なコーヒーブランドなのですがもしかしたら他の国ではそうではないのかもしれないと思いました。
コーヒー豆は一般的に海路で運ぶのですが、ラオスは内陸国のため海路で豆を輸送するためには、隣国を経由する必要があります。
関わる企業が増えることで輸送費は割高になるので日本を除いて、基本的にはラオスのコーヒー豆は隣国の対とベトナムにしか輸送しません。
※コーヒー豆生産地として有名なエチオピアも内陸国ではありますが、とてもクオリティの高いコーヒー豆を生産することができるため少し輸送費が上がっても問題なく世界中に販売することができます。
この話を聞いて、内陸国であることとコーヒー豆のクオリティの話は密接に関わっているのだと感じました。
ラオスは世界で相対的に見て、クオリティの高いコーヒー豆を作っている国ではありません。
ここにおいて、経済の発展や人口が少ないことなど様々な理由はあると思いますが、内陸国であるために隣国のタイとベトナムへの販売がメインになること、そしてその2国がそこまでコーヒー豆のクオリティを求めていないこと。
この状況はコーヒー豆のクオリティアップに対してはネガティブに働いてしまうのだと個人的に感じました。
現在ブーンさんの農協付近では、コーヒー豆を一斉に植え替える農家が多いらしいのですが(コーヒーノキは30年に一度植え替えられるのですが、ちょうどその周期みたいです)
現在、主に日本が購入しているラオスのティピカはより育てやすいカティモールという種類に植え替えられることが多いみたいです。
(ティピカはすぐに病気になってしまうんですって。)
こうしたラオス農家の現実を生の声で知ることができたのは、とても貴重な体験でした🥺!
最後に、私はブーンさんに「インフューズドコーヒー」について話を聞いてみました。
※インフューズドコーヒートとは、精製過程でコーヒー豆をフルーツ等に漬け込み発酵させることによって生まれた新しいコーヒー。
漬け込んだ素材によって香りと味わいが大きく変化する。
私が手掛けるコーヒーブランドWhiteMonkeyでは、現在このインフューズドコーヒーをメインで扱っています!
▼インフューズドコーヒーの魅力については、是非こちらの記事をご覧ください。
まだまだ一部地域でしか採用されていない、比較的新しいコーヒーの精製方法なのですがその画期的な方法から市場価格の3~5倍するものまで出てきています。
今の私では、まだラオスでインフューズドコーヒーを一緒に開発するということまではできないのですが、将来的にインフューズドコーヒーの開発を農家さんたちと協力して実現したいと考えているので、
ブーンさんにそのことを直接伝えてみました。
ブーンさんは、私の話を聞いて最初よく分からないといった顔をしていたのですが、
何度も色々な角度から伝えてみると、ハッとした顔をして言いました。
「それ一回やったことある!」
話を聞くと、過去にブーンさんの元に数人の若者がインフューズドコーヒーを作らせてくれとお願いしに来たことがあるとのこと。
実際に作るところまではいったが、中々うまくはいかなかったそうです。
しかし、ブーンさんはその過去をとてもポジティブに考えていて、
「ラオスのコーヒー豆をより価値の高いものにするということには今後も挑戦していきたいから、君たちがそれに協力してくれるなら私達も最大限協力する。」
ということを、いってくださいました。
いつか私が、インフューズドコーヒーの開発をするときは必ずブーンさんの元をまた訪れようと思います。
⑥ラオスのカフェ、"JHAI Coffee"
最後に、ブーンさんの部下が運営しているカフェ「JHAI Coffee」に案内してもらいました!
これだけたくさんラオスのコーヒー生産者の方々と話したあとに飲む、ラオスのコーヒーは特別な味がしました。
皆さんにも、私が飲んだこちらのコーヒーを提供するイベントをやろうと思うので是非チェックしてみてください☺️
▼イベントはこちらから
終わりに
はい!
いかがでしたでしょうか🥺
もう、熱が入りすぎて少し長くなってしまいました😂
ここまで読んでくださった方々が、楽しんでくれたことを願います🥹✨
それでは皆さん。
また、世界のどこかでお会いしましょう!
バイバイ!!!
お知らせ
TSUKIMIYA HIMENA CHANNEL では映像を通して紹介しているので
是非見てみて下さい😊チャンネル登録もよろしくお願いします!
そして!2023.11.18に世界一周帰国イベント開催!!!
実際に世界ででに入れたコーヒーの話をしたり、飲んだり…一緒に世界一周を体験しましょう!
White Monkey ~カフェオープンまでの道のり~
というコミュニティグループで日々発信しています!
どなたでもご参加いただけますので是非是非🥺