2度目はキツい…だけど傑作小説2選
どうもヒメムラサキです。
GWいかがお過ごしですか?僕は実家の回線工事に向けて実家でひたすら片付け三昧でした。
久々更新の今回は、過去に読んだ小説の中で確実に傑作の部類に入ると思うんだけど、2度目を読むのは精神的に堪える小説2選をご紹介します。
1.『ケモノの城』 誉田哲也
ストロベリーナイトシリーズでおなじみの誉田哲也さんの、実際の事件をもとにした小説です。
もととなった事件は、その凄惨さのあまり報道機関が報道を自粛してしまうほどのものでした。(実際の事件の詳細についてはこのリンクを参照)
誉田さんはもともと、グロテスクな作品も書かれる方ではあったのですが、この作品はその中でも群を抜いてヤバいです。私の場合は、2日3日食欲がめっきりなくなり、一部の調理器具を見ると鳥肌が立つようになってました。読んだのは2017年のことですが、あのおぞましさは今でもまざまざと思い出せます。
2.『禁じられたジュリエット』 古野まほろ
こちらは、警察小説・新本格ミステリーを主として書かれる古野まほろさんの小説です。
Amazonでの評価では買ってない人があれこれ書いていますが、私としては確実に傑作の小説だと思っています。
私自身、大学時代に心理学を専攻しており、その中で「監獄実験」についても勉強したのですが、この作品の中で、その内容がかなり忠実に描写されています(身体検査や催涙ガス、囚人サイドの扱い等)。正直、女子高生が権力に溺れ、エスカレートしていく様を読み進めていくのはかなり堪えました。
監獄実験の詳細については、その実験の実施者であるP.ジンバルドーの書いた『ルシファー・エフェクト』を読むのが一番わかりやすいかと思います。(700ページ以上あるので、持ち歩きには向きません)
さいごに
いかがでしたでしょうか?興味がわきましたら、ぜひリンクから買ってみてください。
他にも、読書がらみのnoteを書いてますので併せて読んでみてください。