4つのアーシュラマ

古代ヒンドゥー教の教えらしい。
人生を4つの段階に分けて考える教え。
学生期→家住期→林住期→遊行期。
人生100年と考えてそれぞれの期間はおよそ25年。
これも私が早期退職を決意した判断材料の1つ。

現役合格して4年制の大学を卒業して会社に就職すると、およそその年齢は22歳。私は一浪したがその辺は誤差。学生期から家住期へ移行。ここまでは多くの人が歩む。

家住期はモテて、カネも稼げるとても魅惑の多い時期らしい、だから自らここを抜けて林住期への移行は難しい。

林住期とは、要は隠居。セミリタイアやリタイアを指す。この時期を充実して暮らすことが最後の遊行期への移行に必要なステップ。50歳から75歳の期間を指す。

遊行期、これは死への準備期間。75歳から100歳までの期間。自分の人生の総整理をする時なのかな。

学生期は周りと一緒に一生懸命勉強して大学を卒業する。みんなと同じことをしているから、実は特に個人の意思は求められないステージ。

家住期も周りと一緒に就職してその会社や組織の中で、一生懸命働く。そう、ここでも周りのみんなと一緒に、だ。個人の意思決定はあまり必要ではない。

定年退職でない限り、50歳で自ら社会から身を引き林住期を始めるというのはレアケース。ここで初めて「みんなと一緒」の人生ではなくなる。

ある意味ではここからが本当の自分の人生のスタートなのかもしれない。

365日24時間をどの様に使うのかが完全に自由。自分だけの裁量で全てを決める。ここで自分らしさが出てくるだろうし、人間性が試されることになる。

私は学生期はそれなりに一生懸命勉強したし、家住期にもそれなりに一生懸命仕事をした。ここまではまあまあ。80点ぐらいは付けてあげてもいいんじゃないかと思っている。

さて、いよいよこれから、ドキドキワクワクの林住期だ。好きなようにサイクリングしたり読書したり、自分の楽しみ時間もたくさん取りたいが、「お金のため」ではなく「社会のため」にまだまだ何かやれるので何かをしたい。

子どもに関わる仕事をしたいので保育士免許を取り敢えず取っておこうと思う。

自分の娘もこの期間内に成人する。子どもへの広い意味での教育も頑張りたい。

妻や友人、家族との思い出もこの期間でたくさん作っておきたい。人生の仕事は思い出作り、といった人もいるぐらいだ。大事な仕事。

今は休日にしかつけられていない日記を来年からは毎日書けることが楽しみだ。2/7日ではなく7/7日全てが自分の時間になるのだ。なんと幸せなことか!

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