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片瀬諏訪神社 〜湘南に降る流れ星〜


⛩ 片瀬諏訪神社

✿ 所在地

神奈川県藤沢市片瀬2-21-16

✿ アクセス

江ノ島電鉄「湘南海岸公園駅」より徒歩5分

✿ 御祭神

上社・・・建御名方富命たけみなかたとみのみこと
下社・・・八坂刀売命 やさかとめのみこと(建御名方の妃神)

✿ 御由緒

当神社は今から1280年余り前(奈良時代)養老7年(723年)に信濃国(長野県)諏訪大社からの御分霊として上下両社に鎮座されました。

片瀬の地は現在とは地形が異なり、以前は水面の覆われた大きな沼湖であり、それが諏訪湖を取り巻く諏訪の地に良く似ていたことからこの地が選ばれたと思われます。
スワとは州端すわで水辺の端に鎮座した所から名付けられました。

その後、幾多の変遷をたどり、昭和14年に下社、同59年には上社を改築し、大鳥居、社号表、春日灯篭、狛犬が寄進され記念事業として参道が整備されました。
令和5年 創建1300年を迎え、氏子の熱誠により、奉祝1300年祭が盛大に執り行われました。

片瀬諏訪神社 公式サイト

片瀬諏訪神社を知ることになったきっかけは、この記事のトップ画に載せた美しい御朱印帳でした。
何かで見かけて、デザインの美しさに一目惚れ。
いつか御縁をいただけたら、参拝しようと思っていたのでした。

そして、今年もやってきた紫陽花の季節。
カフェでお茶をしながら、(どこに紫陽花を見に行こうかな〜、久しぶりに鎌倉にでも行こうかな〜)と考えていると、隣の席に座っていた二人組の女性が「鎌倉に行く」という話をしているのが聞こえてきたのです。

おっとこれは、鎌倉行き確定か・・・?
そこで片瀬諏訪神社の存在も思い出しました。
神社の場所を調べてみると、最寄り駅は江ノ電の湘南海岸公園駅。それなら鎌倉と合わせて行けるじゃん!!
ということで、今回は片瀬諏訪神社を参拝し、すてきな御朱印帳をいただいてから、鎌倉で紫陽花を愛でる・・・大人の遠足に出かけたいと思います。

⛩ 下社

✿ 手水舎

片瀬諏訪神社には、下社と上社があります。
湘南海岸公園駅から歩いて来ると下社の方が近いです。まずは下社から参拝しましょう。
あ、下社の鳥居の写真を撮るのを忘れてしまった・・・!

境内に入ると、二羽のカラスが何やらずっとおしゃべりしていました。
しばらく見上げていたんですが、すると下の方で何か人ではないものが動いたような氣配を感じました。

・・・ん?!なんだ?!?

茅の輪の前を俊敏に駆けてゆく・・・
まさかのリス?リスだぁ〜〜〜〜!!!!!

するするするっとあっという間に木の上に登って、

カメラ目線いただきましたぁ☆
リスがいるなんてそんな情報聞いてないよ?!(笑)
いやぁ〜、神社でリスに遭遇するのは初めてです。
お寺では会ったことあるけど・・・それも明月院で鎌倉だったなぁ。

ここの神様のお使いはリスなんだねー。
リスが目の前を横切ることは、縁起の良いサイン。
スピリチュアルな意味としては、リスは葡萄とセットで子孫繁栄のシンボルになっていたり、リスを見ると「不幸を回避できる」とも言われています。
リスを神使とする神社は少ないながらも存在し、京都の平野神社や北海道の音更神社などがあります。

✿ 拝殿

こちらの下社に祀られているのは、八坂刀売命。弘仁3年に字宮畑の地からここへ移されたようですね。
片瀬諏訪神社は、諏訪大社から他郷へ御分霊した神社の中で“最古のもの”とされているそうです。
え・・・それって、結構すごくない??
だって、諏訪神社って全国に約2万5千社あるんだよ。
だからここへ来たっていう可能性もあるな。

✿ 境内社

拝殿前の左側に、白山神社、山王社、第六天が並びます。

✿ 絵馬

お正月飾りのような可愛らしい緑色の龍です。

✿ 御朱印帳『流星』

『流星』と名のつく御朱印帳をいただきました!
湘南の海に降り注ぐ流星と満点の星空、遠くに望む富士山と闇夜に輝く満月。
わたしの「好き」を詰め込んでくれたようなデザイン。
本物は刺繍がオーロラのようにキラキラしてもっと美しいです♡

もう一つ、似たようなデザインで『暁』があります。そちらは湘南の夜明けをイメージしたデザインになっています。
どっちにしようか迷ったんですけど、『流星』の月は満月で、『暁』の月は三日月だったので満月にしました!
書置きの限定デザインの御朱印に適したサイズの見開き御朱印帳もありました。

✿ 御朱印

御朱印もいただきました!こちらは通常の御朱印です。
当社の神紋は梶の葉で、上社が四本梶、下社が五本梶となっています。
御朱印・御朱印帳の種類が豊富な神社です。
お守りや御朱印などの授与品は下社でしかいただけないのでご注意を。

下社は紫陽花も綺麗でした♪
普通の紫陽花とは違った葡萄のような形をした紫陽花も咲いていました。
さっきリスと葡萄はセットだという話をしたけど、これが葡萄ということでいいんじゃない?(笑)
この紫陽花は、柏葉紫陽花カシワバアジサイという種類らしいです。葉っぱが柏の葉に似ていることから名付けられたとか。
咲き始めは白く、徐々に緑色になり、そして葡萄のように赤く色付いていく、面白い品種だよね。

⛩ 上社

下社を参拝し、次に上社へと向かいます。下社に上社までの地図がありました。
住宅街の中を進んで行き、5分ほどで到着したんだけど。
え?ここで合ってる・・・?イメージしていた上社と違う。
自信がなくて、階段を半分くらい登ったところで引き返し、いや、でもやっぱりここだよな・・・と再び階段を上る(笑)

✿ 手水舎

手水舎のすぐ真横に、民家なのかな・・・?
窓が開いていたので、「こんにちは」しちゃったらちょっと氣まずい(笑)

✿ 本殿

上社で祀られているのは建御名方富命で、天長3年に諏訪ケ谷からこの地へ移されました。
門は固く閉ざされ、中へ入ることはできません・・・。なので、ここから参拝します。賽銭箱は階段の下に置かれていました。

タケミナカタって、だいたい建御名方命という表記が多いと思うんだけど、こちらでは『富』の字が入っているんだよね。
これは古代出雲王族の富家の『富』ということなのかしらね。

✿ 境内社

末社の皇大神宮は本殿の右側に。

最寄り駅の名前にもなっている湘南海岸公園にも行ってみたかったんだけど、ここから歩いて約15分もかかるみたい。
そんなに時間に余裕ないしなぁ〜・・・と思って諦めたけど、そこまで行ったらもうほぼ江ノ島だったわ(笑)

片瀬諏訪神社の下社と上社を参拝し、再び江ノ電に乗って、次は紫陽花の名所でもある御霊神社へと向かいます♪



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