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つわりによる食欲と体重のジェットコースター

9月につわりがスタート。
何が食べられるのか分からず、よく風邪の時に食べる蒸しパンとかを買ってきてもらっては一日かけてやっと半分食べる(しかし吐く)という生活を数日続けたあとで入院〜。
点滴に生命維持を任せて病院食を大部分残す生活になり、ベッドから動かないので筋肉も溶けて身体中がふわんふわんになり、体重は5キロ落ちた。
ちょっと減らしたいと常々思ってはいたけど、いざ減っていくのは怖かった(肥えた状態でつわりスタートでよかったわ)。
10月はまるまる入院していたので、経済活動もほぼなし。家計簿に書いたのは友人の結婚祝いをとりまとめてくれた人への振込一件のみだった。
退院してからも、夫にコンビニのおにぎりと100%ジュースとピュレグミを買ってきてもらい、布団から手だけ伸ばしてもぐもぐする日々がしばらく続いた。
つわり開始から約2か月後、必要があって外出した帰りに久しぶりの外食をした。
おそるおそる、トイレの場所を片目で確認しながらの外食だった。

石焼き炒飯のお店。
これがめっっっっちゃくちゃ美味しくて、感動して泣きそうだった。食べ始める時にはちょっとでも食べられたらいいなと思っていたけど、あまりにも美味しくて結果完食。
お水も美味しかった。
少し前まで水もほとんど飲めなかったのに、おかわりまでしてたくさん飲んだ。
胃が小さくなっていたので、食べたあと少し寝込んだけど、なんとか消化はできた。
食べるって美味しい、幸せだなあ、ありがたいなあとしみじみ感じた。

それからは、食べられなかった分を取り戻すように食欲が暴走。
食べ過ぎるとやっぱりダウンするのだけど、一時のような深刻な吐き気はどんどんなくなっていったし、気持ち悪い時にはピュレグミを食べてしのいでいた(ピュレグミには足を向けて寝られない)。

↑検診の帰り、同じ喫茶店に2回行ってた
名古屋メシ?の鉄板ナポリタンが好き

たいしたものじゃないけど、おやつを作ってみたり(ホットケーキとチーズケーキだけど、いちごも含めて見た目はほぼ同じ……)

ハンバーグにチーズをトッピング(つみぶかい)

おそばには天ぷらを!!

このようなデブエットの結果、あっという間に5キロを取り戻すことができました。。。
まるで過激なダイエット&リバウンド。
まるで(まさに?)摂食障害。
写真には取ってないけど、スーパーに行くたびにたい焼きとかパンとか、あとはモスバーガーやマクドナルドのテイクアウトもした。
生き物は食べることがなにより本能だし、人間は食べるのが生きる楽しみの多くを占めているのだと身体で理解した12月だった。
食べるものを選んで食べる、というシンプルな喜びを味わいつくしたと思う。

その結果、妊婦健診で指摘こそされなかったものの、こちらから医師に水を向けてみると
「なかなか順調に取り返しましたね(苦笑)体重を増やしすぎないように気をつけてみてくださいね」
と注意を受けた。
ですよね!さすがに自分でも、この食生活は色んな意味で良くないんじゃないかと思ってた!

というわけで、一通りの暴飲暴食を楽しんだので、これからは健康的な妊婦になりたいと思う。
つわりはわたしにとってめちゃくちゃしんどいものだったし、一刻も早く治療法が確立されるべきだと思うけど、口から食べることを身体が拒否している不安感とその反動を短期間に経験したのは貴重だったかなという気もしなくもない。
まあ、また経験したいかといえば迷うことなく「否」。誰か特効薬を開発してください。

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