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いろんな香りと仲良く、なりたかった

トップ画像はBiancaVanDijk さまよりお借りしました。
https://pixabay.com/ja/users/biancavandijk-9606149/?tab=most-relevant

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改めまして、こんにちは。
今回は下書きの掘り起こし。
以前シャボン玉石鹸さまからのお知らせに出会いました。
の話です。

シンボルマークのシャボンちゃん

シャボンちゃんでなんとなーく覚えておいでの方もいらっしゃるかなと思って。

画像をお借りしてきた公式さま。https://www.shabon.com/

オンラインショップにも繋がっていますが会社沿革とかもあるやつです。

中でも、今回感謝を叫びたいのは、香害についてのページ。


Twitterをきっかけに、覗きました。

香害。
以前から言葉は存じ上げてはおりましたがTLで出会った頃に改めて心動かされて、140文字を気にせず書きたいなと思って以来の下書きなので……一年以上放置してたみたいです。

あらためて。

「香り」が生み出す体調不良があります。香害を知ってください。

シャボン玉せっけん ポスターコピー

私は香りに悩まされてきたひとり。
でも日常生活ではなかなか理解して頂きにくい。
自分の体調不良を誰かのせいにしている、と周りから思われがち。自己管理ができていない言い訳と受け取られがち。で過ごしてきました。

2023年はたしか鞄などにつけられるマークを作りました、 のタイミングだったのかな。
今回シャボン玉石鹸さまの歴史を読んでいたら、2018年(平成30)6月には全国紙で「香害」広告を実施されていらっしゃるのですね。
少なくとも8年前には「香害」という言葉は存在してはいる。
そういえば普段あまり新聞を読まないのに当時もたまたま見かけて、少しでも生きやすくなるといいなと期待したことを思い出しました。
でもなかなか世の中では意識として定着していない印象です。
だからこそこうして継続して動いてくださることが嬉しくて、書き起こしたいなと思ったのでした。


私は以前香りが良いと定評のある海外ブランドのコスメで肌荒れを起こした原因を調べて以来、特に人工香料に弱いことを自覚しました。
できるだけ無香料や自然由来のものを選んできています。
話は少し違いますが無香料とうたっているデパコスカウンターで香りが気になってとお伝えして不審な顔をされましたが「素材本来の香りに、私の苦手ななにかが含まれているのかもしれません」とお伝えしてそそくさと退席したこともあります。
「無香料」と「無臭」は違いますよね、が伝わりにくかったので防御でした。
あれはきっと香料ではなく成分へのアレルギー。

それはともかく。
日々の生活で私が困ることが多いのは、バスや電車、職場内です。
例えば香水、整髪料、柔軟剤あたりが王道。
煙草が苦手な理由は香りではないけれど近寄りたくないのは同じです。
ひとつ仕事をしては煙草を吸い、喫煙所を出るときにプシュっとコロンをお使いだったかつての職場のお兄さんは一日中いつすれ違っても苦しかった。
朝の、都会ほどではないけれどある程度密集した公共交通機関で、首元を弛めた男性に出会い、煙草と汗と香水と整髪料のマリアージュに目的地よりも前で下車してしまったり。
香水がお好きなんだろうな、という方と生活のタイミングがあってしまうと日々出会うことになるので おかげさまで職場にたどり着けない日が続いて、1本早く出掛けなくてはいけなくなったり。
わりと私の生活には直結しています。

柔軟剤がいちばん対処が難しい。
ご本人は汗くさいよりいいと思っていたりするし、フローラルが苦手な人間なんてこの世にはいないと思っていらっしゃることもある。
時に柔軟剤の香りがスタンダードになりすぎていて、香っていることにも気付いていない方に出会ったこともあります。
布が揺れる度に香る柔軟剤……私個人的には勘弁していただきたい。
毎日しっかり使っていらっしゃるのだろうな、というお方が今の職場にもいらっしゃって、執務室内での席は遠いので普段は平気なのですがすれ違う、休憩室などで近くの席に座るのはもちろん、5メートル程前?を歩いていらっしゃる残り香で苦しくなって以来、申し訳ないのですができるだけ私からは近寄らないようにしています。
気になる話し声はイヤホンで遮断できても、香りはマスクをつけたくらいでは避けられない。

あとね、ハンドクリームも案外強敵。
冬になると手を洗っては即塗り直し、が癒しだと仰るお方も、いる。知っています。
その日の気分で使いたいからと、数種類引き出しにお持ちの方にも一定数出会ったことがあります。
お隣の席のお姉さま同士が似たような香りがお好きだとも限らない。
楽しそうなみなさまの近くで、いろんな香りが混ざって私がひとりで苦しんでいる、みたいなこともこれまで何度もありました。
新しいお品や限定品を手に入れる度に「リナちゃんも使ってみる?」と笑顔で差し出してくださる仲良しの先輩にもどこまで伝えるべきかなぁと思いながら、差し出される手を断るだけで精一杯だった……離れてよかった場所のひとつ。

私は鼻炎もち。
以前お世話になっていた先生によるとアレルギー性で、元々粘膜がとても敏感なのだそうです。
この数年のマスク社会になる前、冬の時期に鼻を噛みすぎて頭がいたくなってから受診しては「こんなに敏感なのにマスクもせずに外を歩いているの? そりゃ赤くもなるよねぇツラいよねぇ」と苦笑混じりにお薬を処方されていました。
そういう意味では、常時マスクの生活は私の体調管理には優しい。1枚あるだけで随分と違います。
おかげさまで今でも基本装備です。
1枚防御をしていても、苦手な香りは純粋に鼻が″痛い″。頭痛の原因に直結する。好き嫌いを語る暇もなく身体が拒否することには違いないのですけれど。
デパートのコスメコーナー、フレグランスコーナーはコーナーによっては長居できません。
香りが好きで~💗とお嬢さんたちから頂きがちな石鹸やバスボムが有名なショップは私の体調とタイミングによっては入店どころか近寄ることさえできません。
夏よりも冬の方が暖房のおかげか、いろんな香りが感じやすくなるので苦しくなることが多いです。
古くからの友人たちは私が道を歩いていて急に黙り込んで歩くルートを変えても気にしないでいてくれるのがありがたい。
あまり楽しい話でもないのでエピソードもこれくらいにしようかな。


ご自由にご利用くださいね、のマーク。


香りで苦しんでいる。そんな人もいる。
私は正直なところ私の周りで私以上に人工的な香料に怯えている人には出会ったことがありませんが、HPを読んでいると、もっと生活に支障が出ている方も大勢いらっしゃるご様子。
症状としては軽い方だからこそ、中途半端に生きづらいのかもしれないけれど。

こんなマークを持ち歩いている方に出会ったら、見た目には元気そうでも苦しんでいるかもしれないから、ご理解頂けると嬉しいな、でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。皆様が過ごしやすい日々が続いていきますように。

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