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姫路のドラム教室[まごころ音楽教室]が運営するネット情報誌「ドラレポ」です。


昨日のツインペダル記事が大好評だったようなので今回はさらにぶっ込んだ記事を書いてみようと思います!

題して「オークVSブビンガ」!!

共に国産有名メーカーが「メイプル」以外の選択肢として世に送り出し、世界的に評価を受けているドラムですね!

メイプルはトントン、
バーチはダンダン、
ビーチはビンビン、
と言った感じにドラム業界では木材ごとのキャラクターを表現される事が多い中、オークとブビンガに関しては

オークはブビンガに似た音、
ブビンガはオークに似た音、
とネット上では2000年初頭の情報がいまだにアップデートされずに書かれてる事が多くて「何でやねん!」とツッコミたくなるので今回はこの件に関して、両者を叩いた事のある経験からオークとブビンガの違いについて書きたいと思います!

オーク

現在ヤマハから出ているオーク材のスネアはライブカスタムハイブリッドオークという名前で、シェル中央の芯材にフェノールシートを配置し、その両側をオークで挟み込むハイブリッドシェル構造となっております。

メーカー曰く「ハイブリッドシェル構造を採用したことで、オーク材特有の低音域に切れの良いアタック感とパワーを増強しました」との事で宣伝文句通りのシャープな鳴りが印象的でした。…が低音という面に関してはブビンガの方が音が太い(ワイドな印象)ですね。

音のレンジはブビンガに比べてコンパクトにまとまってるのでノーミュートでも割と使いやすく自己主張はそこまで強くはないけど頼りになる少女漫画に出て来る三角関係の時に猛威を奮ってくる眼鏡男子のようなキャラクター。

せーの!で鳴らした場合、音量感はブビンガの方が大きいと感じる方が多いと思います。

ヤマハ製品の代表機種であるレコーディングカスタムやハイブリッドメイプルと比べて低音が強く感じられるという認識で捉えるのが誤解が無くて良い気がしますね。

なのでメタルやラウドロック向きというよりはフュージョン系にマッチするヤマハらしいスタイリッシュなスネアという感じです。

世界トップドラマーの1人であるソニーエモリーのプレイと相まってまさにフュージョン向きのシャープでスタイリッシュなサウンドですよね!

ちなみにオーク材のイメージをウルトラマンで例えるとこんな感じ


ブビンガ

ブビンガと言えばTAMAのイメージが強いかと思いますが、メイプルやバーチを凌ぐ硬度を誇る言わずと知れた最強の木材ですよね。

湿気の影響も受けにくいということでまさに色んな意味で最強なわけで音量の大きさ、音の太さは他の追随を許さない無敵感があります。

しかしながら強過ぎるが故に、あまり鳴らないドラムセットの中に入れるとセットバランスが崩壊する可能性がある事、
金属シェルに似た高音域の響きがあることからチューニングや叩き方が下手な人が使用すると「カイーン!カイーン!」という倍音でルーム全体が支配されてしまい、楽器本来の良さが全く引き出せずに終わる可能性もある上級者向けのスネアとも言えますね。


上から下まで全ステータスがメーター振り切るくらいワイドに鳴るので、その鳴りすぎる性質をどうコントロールするかが重要なスネア。

ちなみにブビンガ材のイメージをウルトラマンで例えるとこんな感じ

まとめ

・音量、音圧で選ぶなら
ブビンガ

・音のまとめやすさで選ぶなら
オーク


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