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ドラレポ編集部川口です。
台風10号が接近中ですが皆さんいかがお過ごしでしょうか。筋トレが趣味の私はジムに行くことができず悶々としております…
(木曜日は背中・肩を追い込んで、金曜日はボディアタックに入る予定だったのに…)

ブログではジルジャン主催のドラムイベント『Zildjian Talk & Grooves Vol.1』
(影丸さん・川口千里さん出演)の記事を書く予定でしたが台風10号により中止となってしまった為、今回は日本を代表するジャズドラマー
東原力哉さんの教則DVD
「東原力哉 ジャズドラムの流儀 ~全ドラマーに送る学ぶべき演奏術と思考法~」の紹介をしたいと思います!
このDVDではジャズドラムにおける演奏のノウハウを力哉さんが実演してくれていますがジャズドラマーだけではなく全ドラマーが参考にすべき点がいくつもありますので最後まで読んでくれると嬉しいです!

①シンバルワークは瞬間芸!
シンバルを叩く上で大切なのは振りのスピードと力の抜き加減で音量を稼ぐ事。それによりクリーンで淀みのない音が出せるそうです!力任せにシンバルをぶっ叩く人をたまに見かけますが大体音が濁っていて耳に痛い感じがしますよね…納得でした!また力哉さんは7割バスドラ3割クラッシュシンバルの音量バランスで叩いているとの事で、バスドラムの音にクラッシュシンバルの音を付け足すようなイメージでしょうか。そうする事で音が美しくなるそうです!

シンバルを叩く上で重要な事は

押しではなく「引き」の意識が大事だ

という事です。

(↑個人的に1番胸に響いた言葉です!!)

引きの意識でシンバルを叩くことによりスティックとシンバルの接地時間が短くなり、音が美しく綺麗に広がるのです!また、力哉さんのシンバルの叩き方を見て感じたのがライドシンバルなどを刻む時は接地面積を小さくし「点」で打つ、アクセントをつける時は接地面積を大きくするが接地時間を短くし「面」で打つ事を意識されているなと感じました。「点」で打つ事で音の粒立ちが揃い、「面」でアクセントをつける事で音に広がりをもたらしていると感じました。シンバルって奥が深いですね…

②肘を起点として演奏する
力哉さんがドラム演奏をする上で言われていたのが肘を起点にして腕を動かすという事です。
そうすることでタム回しやライドシンバルへの移行が楽になり、且つ音色も優しくなるとの事。自分の胴体からタムの中心までの直線距離を把握しておくと肘の位置をどの辺に設定すればよいか見えてくるはずです!僕のようなメタル系ドラマーは腕全体を使って大振りな演奏になりがちですが、力哉さんは腕全体はあまり動かさないとの事でした。無駄な動きを省く事で次の動作に余裕が生まれ、安定した演奏に繋がりそうですね♪

③早い動きには指で対応
早い動きに大振りな演奏で対応していては間に合いません。早いフレーズになればなるほど腕の振り幅を小さくし、指の動きを利用しましょう!早いフレーズでどれだけ音量を落とさずに音粒を揃えられるかが勝負です!
また、左足のハイハットワークに関しても早い動きに関してはハイハットオープンの際に足を大きく上げすぎてしまうと次の動作への移行がしづらくなります。ハーフオープン・オープンの音は左足の指を少しペダルから離すだけでも簡単に出てくれます。上半身も下半身も指の動きを意識し、繊細かつ高速なプレイができるドラマーを目指しましょう♪

まとめ
この教則DVDを視聴してからシンバルワークや演奏のクオリティが格段に上がり周囲の方から演奏を褒めて頂く事も多くなりました✨本レビューが皆さんのお役に立ってくれれば幸いです!気になる方は買ってみて下さい!力哉さんの素晴らしい演奏と陽気で明るい人柄、人情溢れる関西弁にきっと魅了される事でしょう♪長文になりましたが最後まで見て頂きありがとうございました!

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