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従業員の接客スタイルにやきもきします

こんにちは、ラウ昌代です。

昭和に生まれ、令和の時代を生きる女性たちのヒントになればと、パートナーシップや仕事、生き方についてブログを書いています。

今日は、いただいたお題にお答えするかたちで、「スタッフへの接し方」についてお話ししたいと思います。
事業を営む方やチームリーダーの方のヒントになればうれしいです。

【質問】

40代、美容サロンを経営しています。
スタッフのことで悩んでばかりいます。

「もっとこうしたらお客さまを満足させ、再来店してもらえるのに!」と思うとやきもきしますが、彼女は特に再来店してほしいとか、指名して欲しいという気持ちがなさそうです。
接し方に悩んでいます。

【回答】

経営者の多くは、多少なりともスタッフのことで悩みを抱えているのではないでしょうか。
私の会社にも従業員がいて一緒に仕事をしていますし、エステサロンを経営していた頃は、各店舗合わせて100名ほどのスタッフがいました。

そんな経験をしてきた私の立場からお答えしますね。

方法論だけでなく、スタッフの「ハート」に寄り添う


スタッフのやり方に対して「もっとこうしたらいいのに」と感じることは、経営者として当然の感情ですよね。

ただ、方法論を伝えるだけではなく、まずはスタッフ自身の「ハート」、つまりその人がどのような気持ちでこの仕事に向きあっているのかを聞いてみることが大切です。

スタッフに対して憶測や勝手な期待をするのではなく、直接気持ちを聞いてはじめて、その人の想いを理解できることもあります。

経営者の思いを伝え、率直に聞いてみる


私なら社長としてこう聞きます。

「私はこの美容サロンをよりたくさんの方に知ってもらいたいし、できれば毎月来てもらいたいと思っているんだけど、あなたはどう思う?」と、まずストレートに聞いてみるんです。

「はい、私もそう思います」と返ってきたら、「そのために何ができるか、一緒に考えよう」と伝えます。
これが、スタッフと同じ目標に向かって進むための第一歩です。  

そこをすっ飛ばして方法論だけを伝えても、スタッフには響かないことが多いんです。

前提を共有し、スタッフに伝える


「私はこの美容サロンをよりたくさんの方に知ってもらいたいし、できれば毎月来てもらいたいと思っているんだけど、あなたはどう思う?」
ー私がこの質問をするのは、私の店で働いてくれるということは、私が思い描いているゴールを共有すべき相手であるということ、つまりは私が望んでいることを一緒に目指してくれるはずだ、という前提があるからです。

たとえば私は、大切なお客さまにリピートしていただきたいと思っていたので、もしスタッフが全くそう思っていないなら、「私と考え方が違うから、あなたには別の場所で働いたほうが合っているかも」と伝える必要があったと思います。

そのミスマッチを防ぐためにも、お互いの考えを伝えあい、理解を共有することが大切です。

期待することを恐れず、経営者自身も自信を持つ


スタッフに期待するのは、経営者として当然のことです。

こんなことを言うということは、きっとこうなんだとか、こういう仕事の仕方をするということは、きっとこう考えているのだろうとか……そんなふうに社長の想像力を働かせる場所を間違うと大変なことになります

まずはお互いの目標やゴールを共有することが重要です。
社長が何を期待しているのかを伝え、そしてお店のゴール、スタッフのゴール、達成したときのワクワクする状況などを鮮明に描き、共有していくことが大切なのだと思います。

私がスタッフだったら、「こんなこともできるんじゃない?あんなこともできるんじゃない?」と期待されたほうがうれしいですし、期待されている内容をわかりやすく共有してもらえるほうがありがたいと思います。
何を頑張ったら良いのかが分かると、ずれた方向に頑張ることをせずにすむからです。

遠慮せずに伝えることで、スタッフにも新たな成長の機会が生まれますよね。

せっかく長い時間を自分の会社に使ってもらうのだから、スタッフにとっても、その時間でどんな経験や体験をできるかって、とても大切なことだと思うんです。

逆に、スタッフに期待をしていることを伝えて、それで辞めてしまうようなら、それは仕事する気がないということ。
たとえ今のスタッフが辞めたとしても、また次に素敵な人材が来てくれるはず、と自信を持つことも大切です。

自分を信じて、まずはスタッフと本音で話してみてくださいね。

ではまた次回に!

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