医師がコロナに曝される意外な理由
今、コロナウィルスの話を聞かない日はありません。そして医療職は全国で文字通り戦いの日々を過ごしています
その中の主役の一人、医師が思わぬ理由でウイルスに曝される、というのが今日の話。また皆様へのメッセージも最後にお伝えします
病院を渡り歩く医師
意外と知られていないのは、医師が色んな場所でバイトをしているということ。
研修医は他の病院でバイトをしないと、生活がままならないそうです。それは前から、複数の研修医の方々から聞いていたので、知ってはいました。
しかし、いわゆる中堅とよばれる医師も複数の病院でバイトしていることがわかりました。しかも金銭面が理由ではないそうです
先日中堅よりベテラン寄りのドクターに尋ねたことがあります。その医師は木曜日と日曜・祝日が休み。しかし、木曜日はまた違う病院でバイトをしているとのこと。しかもどちらの病院も通勤に2時間以上かかるそうなんです。
私「なんで木曜日も働くんですか? うちの病院が給料安いからですか(笑)? お子さんにお金かけるとか?」
医師「そんなんじゃないんだけどさ。俺も休みたいよ。ただ医者の間で休まないで働かないといけない雰囲気があるんだよ」
雰囲気。経済的な問題でもなく、望んでもないのに複数の病院で働かなくてはいけない理由が雰囲気。この医師も小さいお子さんもいます。時々お子さんのことを楽しそうに話します。家庭を大事にしたいろうに、それでもその「雰囲気」の方が強いようです。
今はどこの病院もコロナの危険に曝されています。医師が複数の病院に勤めるのは、移動も含めてリスクが高いと考えられます
きっと医師の世界にも、その人らしさを縛る見えない鎖があるのでしょう。その鎖、雰囲気は医者の世界で長年の間に培われたモノ。
研修医が複数バイトしていないと生活が成り立たない、また法外的な勤務時間も培われたモノ。
これは変えていかなければならないと思います。医者は聖人ではなく、一人の人間だということを思い出す必要があります。
変えるきっかけはあります。
それはテクノロジーの発達。診断や手術すらAIが助けることができる日がもうすぐ来ます。そうすれば、法外な勤務時間は減らせるかもしれません。
医師を縛る雰囲気と研修医の待遇については医師達自身が立ち上がる必要があります。その手助けを、医療ライターとして私も行動して行きたいと思います
もちろんすぐには現状は変わらないと思います。ただ、医師がコロナのリスクにこういった形でもさらされていることを知っていて下さい
私から伝えたいこと
今回のコロナで、ほとんどの医師が心身の負担をさらに背負わさせていると思います。医者だけではもちろんありません。看護師もその他医療に関わるすべての人達も今、ぎりぎりの所で戦っています。
そんな人たちを救えるのは私達一人ひとりです。むしろ私達でなければ救えません。
私達にできるのは不要不急の外出を控え、コロナにかからないようにする。そのことで医師や病院の負担を減らし、医療崩壊を防ぐ。それが巡り巡って貴方と貴方の大切の人を守ることにつながります
最後に 私ができること
少しスピリチュアルな話をします。
きっと頑張って自粛生活をしている人を、神様は見てくれています。そしてコロナ騒ぎが終わった時、ご褒美の種を神様は手元に置いといてくれます。その種はコロナの傷を消すくらいの、大きな幸せに育ちます。
苦しい、辛いだけじゃ終わりません。
コロナが終わったら、世界が舞台の打ち上げがあります! その日を信じて、今日も1日できることをやりましょう。そして決して笑顔を忘れずに!
私の知る医療職の仲間、そして私の知らない医療職すべての人にエールと祈りを送ります
私にできることは今は人を元気づける文章を書くだけ。でもこの言葉達が、世界を救う力のカケラになることを信じています