天使の黒い戯言3 採血について

「いつもここに刺してるから、ここで刺すといいわよ」


 あなたは採血されたことありますか?一度くらいはあるかな?もし記憶が残る範囲でない方はずっと健康で来た方。でも30代を過ぎてやったことがないとなると、健康診断を受けたことがない可能性があり、それはそれで心配です。

 さて今回は採血を何度もされている方が時々発する上記の言葉についてです。おそらく看護師への親切心と、なるべく失敗されずに1度で終わらせたいという気持ちで言うのかな……と思うのですが。はっきり言って私にとってはプレッシャー以外の何者以外でもないのです! 流れ的に指定された場所の周囲で採血する場所を探さなくてはならなく、それが意外と難しかったりするのです。そして看護師を試すような視線……。看護師も人間なので過度なプレッシャーを与えると手が震えます。そして失敗することもあります。もちろんそんなプレッシャーをはねのけてバシバシ採血成功させる看護師もいます。ちなみにみなさんの腕にも血管は青く見えると思いますが、見える血管=刺しやすい血管ではないのです。実際に触れてみて弾力がある血管がいいです。そして手先は肘より神経が通っているので、刺されると痛い……それを看護師はわかっているのでなるべく肘の方で採血するのですが、なかにはいるんです、手先にしかない人が。そんな人に痛いだろうと遠慮して手先以外で刺そうとすると失敗してしまい、結局手先を指して2度痛い思いをさせてしまったことがあります。なので私としては、念入りに血管を調べて一発でとれるところ(それが手先であっても)を刺す! というポリシーでやってます。


 長くなりましたが、要するに採血をされる時は両手を出して「どこでも刺してください」と言うのが一番看護師さんがリラックスでき、成功率が上がるのでおススメですよ! ……という話でした。

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てんぺい@看護師兼宇宙一幸せな随筆家
幸せです! 奥様に大福を、愛娘ちゃんにはカワイイ洋服を購入させて頂きます🌟 さらに良い記事をお届けできるよう頑張ります♪