黒い戯言9 歌丸師匠の凄さ
好きな落語家さんである歌丸師匠がお亡くなりになった。好き……といっても落語をされている姿を見ることができず、円楽師匠(楽太郎師匠)との掛け合いが本当におもしろかったなぁ、というくらい。でもこの喪失感はなんだろう……。
さて落語をほとんど知らない私でも、師匠の凄さを伝えることができる。医療に携わる者だからできること、小さなことだけど私ができること。
①「溺れる苦しさ」
ご存知の方は多いが師匠は肺を患っていた。それでも高座につとめていた。それが凄い。同様の病の患者様は喋る