30、一度、封印されたけどまた開花した私のサイキック能力
幼少期から霊が見えたり、いわゆるサイキック能力と言われている能力があった。
赤ちゃんの時の記憶なんだけど、『今回はこの人達が私の両親ね』って思ってる記憶がある。
赤ちゃんの時に寝ていると、周りを怖い存在が取り囲んでいた。まだ話すことが出来ないから泣いて知らせた。
母は、『ミルクかな?オムツかな?』っていってる。『違う違う。周りに怖いのいっぱいいるじゃん。どうにかして。』と思っていた記憶もある。
はじめは自分の見えている世界がみんなんみも見えてると思っていたから、みんなが霊とか見えていると思っていた。
祖母が自宅で亡くなっていた時にも、幼稚園から帰った私は
『あばあちゃん死んじゃったよ』とずっと言っていたとのこと。
『だって今ここに会いにきて教えてくれたよ』と。
あんまりにも言うから、警察の人に見にいってもらったら本当に亡くなっていたとのこと。
その時の私は、肉体の死に対して人間が嘆き悲しんでいるほどの悲しいという感覚はなかった。
だって霊の状態でも普通に会話できるから。それに精神的な繋がりを感じていたし。
会ったことのないご先祖様が出てきたこともある。
だから、祖母が亡くなったことを伝えに来てくれたと母に伝えたが、
『そんなこと言ったら、みんなに怒られるよ。縁起悪いことを言わないの。』と逆に怒られた。
友達に遊ぼうって言われた時に、『あの子も誘ってみようよ』と言うと、『誰もいないよ?何言ってるの?怖い。』と言われたり、
親戚の家で従姉妹達とお泊まり会をしていた時も、祖父に似た軍人さんを見て、『ほらあそこ。おじいちゃん?こんな夜中にあんな服着てどうしたんだろ?』って言ったら、『やめてー!!!』と言われ、『何か見えても怖いから絶対に言わないで!』と言われるようになった。
木々やお花ともお話出来ていたけど、『何してるの?変なの。』と言われた。
こういう経験が続いて、霊が見えること、様々な存在とお話出来ること、他にもサイキック能力があることは人前では隠すようになった。悪いことなんだって罪悪感も持つようにいつしかなっていった。
それと共に私自身も死は悲しいことと思うようになったり、肉体的に触れられなければ人は繋がっていないと思うようになっていった。
霊はその後もずっと見えていたけど、他のサイキック能力に関しては弱まっていった。
王子と出逢い、はじめはその意識のまま関わりを続け、恋愛をしていた。
でも、上手く回らなくなる時が来た。
やがてサイレントが来た。
普通の男性なら会わなければ忘れる。元々私は執着しないタイプ。
それなのに何をしても王子は私の心の中から消えなかった。
そればかりか辛いことがあった時に同じ名前の人と出会ったり、夢に出てきたり色々あった。
王子のことは、とりあえずわきに置いて自分のことに集中して意識をどんどん変えていった。どんどんそれをしても私の心の中心には王子がいた。それを認めたし、感じた。
やがて王子と連絡が再開する。
私の学びと王子の学びがリンクしていく。答え合わせをするかのような会話が続く。
やはり会えなくても、連絡が取れなくても、一緒に進んでいたし、王子も同じように感じていたと確認し合う。
飼っていたうさぎや親戚の死も経験した。
肉体の死に最初はすごく悲しかった。
でも、霊としてまた会話もした。見守って助けてくれている。
こういう経験もし、自分自身と向き合い色んなことを手放し、気付きを得て、そういうことの積み重ねをしているうちに、
また私は幼少期のように、肉体では会えなくても魂では繋がっているという感覚を思い出した。
このことがきっかけで、より王子との繋がりにも自信が持てるようになった。
『この感覚、私元々知ってたじゃん。
元々はこれで生きてたじゃん。』
本来の自分を取り戻した感じがした。
サイレント期間て本当にすごいんだと実感した。
全ての出来事が繋がる。正に点と点が線になる感覚。