10年と無限
昨日なんとなく大昔の日記をパラパラしていたら
理想の暮らしがイラストと一緒に書いてあって
それは別段大それた内容ではなくとてもささやかなものだったのだけれど、いろいろ縛りのあった当時の自分にとっては夢のまた夢の
思い描くたび気持ちが軽くなってたとえば初夏の風が爽やかに心のなかにふわぁっと吹くような
そんないい気分になれる(そして切実な)ねがいだった
2021年現在のいま、気づくといつのまにかそれはすべて叶っていた
うわ叶ってるやん、、てか、自分はこの頃からずっとこうなることを願ってたんだ、、そうか〜 うーむ感慨深い、、としみじみ
その日記の最後のページには懐かしの金髪ピアスネックレスというチャラいすずやんの写真が貼られていた
ぜんっぜん!!記憶にない
この写真も。貼ったことも。
でもたしかに私の字で すずやん21歳 って書いてある
すずやんの足にパスが貼ってあるのでライブの後の写真だろう
抱えてるバンドマンの顔も覚えがないが後ですずやんに見せて聞いてみよう
そして今朝ほんのついさっき「POSラジほうじ茶タイム」(森良太と魔改造ベーシスト鈴村英雄すずやんが楽しくお喋りしてるPOSのラジオ)14回めを聴くと片付けの話で
良太が部屋を掃除して出てきた10年以上前の音源の 月のこども という曲がラジオの最後に流れてきた
少し若い良太の、でもこの頃から既に素晴らしいその歌声をイヤフォンで聴きながら
昨日見つけた日記の言葉や写真たち
同じく10年以上前のわたし そしてすずやん 良太 の時間や思いや生活がふっとリンクしたような不思議な感覚がした
この世には実は「時間」というものはないらしく(人類が後付けした)
瞬間瞬間がすべて(ほんとうにすべて)パラレルワールドで存在してるという
その膨大な数の世界、、喜びや悲しみやさまざまな彩り(森良太の楽園の歌詞みたい!)のキラキラしたしゃぼん玉の中には人や動物や植物や鉱物やとにかくありとあらゆるものがいてそれが無限に宇宙に存在しているイメージ
じゃああの頃のわたしたちもいまもどこかにいて日記書いたりベース弾いたりギター弾いたり歌ったり泣いたり笑ったり怒ったり食べたりしてるのかな〜と想像するとかわいくて愛おしい
そんなこんなを想像しながらふふふと微笑んだ春の雨の朝でした
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