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東映ポルノ映画(映画のおもいでつれづれ その2)
前回の投稿では麗しのナタリー・ドロンさまをトプ画に、最後は亡きブルース・リーさまの命日にお花を手向ける女子中学生の描写でうつくしく締めくくったわたくしですが、
今回はうってかわって東映ポルノ映画です
池玲子と杉本美樹がカッコよくて大好きでした
ただ、ポルノ映画観たことないのにこの2人をどこで知ったのか??覚えてないけど子供の頃から好きだった
1歳半の頃から映画館でさまざまな映画を観てきて映画に関するおもいで話をはじめたらいくらでも出てくるなかでそういや異色なのがひとつあった!と、おもいだしたのをいまから書こうと思います
このnoteの最初のほうに書いたスリッパ戦争の対戦相手の「中学の2個上のセンパイたち」とどういう流れでそうなったのかポルノ映画観に行くから暇なんやったらお前も行くか?みたいな流れになってみんなで観に行くことに(女はわたしひとり。おまけにセンパイたちは高校生になってたけどわたしはまだ中学生だった 連れていくほうもついていくほうもおいおい!)
のんびりてくてく歩いて、色っぽい裸の女の人の絵が描かれた看板が目をひく少しうらぶれた映画館に着きました
常連だったセンパイNさんはわたしの年齢を誤魔化して申告し、入り口のモギリのおっちゃんに不審がられながらも常連のよしみでなんとか入場できました
なんとのどかな時代だったのでしょうか(違)
場内はガラガラでお客はほとんどおじさんだったけどカップルで来てる中年の男女がイチャイチャしてるのがなんかリアルだった
わたしは、池玲子や杉本美樹みたいなカッコいい美人が出てくるのかなと勝手に想像してた
が、生まれて初めてみたポルノ映画の感想は、
きもち悪かった!!!!
ひたすらきもち悪かった
吐きそうになった
ぜんぜん池玲子や杉本美樹じゃなかった
むり
なのでスクリーンを見ずに目を閉じてやり過ごした
そんな(はよ終われへんかな)なわたしの耳に飛び込んできた場違いな「こんにちはー!!」の声
なにごと?!びっくりして思わず目を開けるとスクリーンでは道を歩く女の人が前から来た人に誰彼かまわず「こんにちはー!!」と言ってスカートをまくりあげて下着を見せているシーンが展開されておったのでした
変態すぎる
爆笑しかかったけど誰も笑ってないので必死で笑いをこらえた
そうこうするうち本日の3本立てはもひとつだったのかセンパイたちは最後まで観ることなく途中で席を立った
のでホッとした
というわけで
わたしの最初で最後のポルノ映画鑑賞@映画館は、
吐き気と爆笑で終わったのでした
あの日あの場所で楽しんでいたひと笑ってしまってごめんなさい
あれから何十年も経つというのにいまだに「こんにちはー!!」の声がときどき脳裏にこだまする
その度、あのうらぶれたエロい映画館のエロい看板やモギリのおっちゃんをしみじみ思い出すのでありました
センパイたち元気かな
ではまた!