見出し画像

手記∶冬のあしおと

空気がひんやり冷たく、夜中に「寒っ」と何回か目を覚ますこの頃。

2024年12月も半ば。

今も尊敬してやまない小説家、江國香織さんがエッセイで、飲み物の自販機にスープが加わっているのを見ると、冬の到来を感じると書いてあったのを思い出す。

わたしの家のすぐご近所にも飲み物の自販機が設置してあり、よくそこで飲み物を買ったりする。

残念ながら、今年はまだコーンポタージュの缶の姿がない。きっとそのうち加わるだろうと、長い目でみることにした。

《冬のおなじみ飲み物自販機といえば》
1位……コーンポタージュ💐
2位……ミルクココア💐
3位……おしるこ💐

皆さんが暮らすその土地の独自の飲み物もあると思うけど、わたしの住む地域では、大体ここらへんが冬を感じる飲み物だと思います。

因みに、冬の飲み物に『甘酒』があるけれど、わたしは、昔、お正月に友人3人で初詣に行った際に、人がごった返す和菓子屋さんの前で、人生初の『甘酒』を飲みました。(今思うと、何故和菓子屋さんだったのだろう?)

ちいさな白い紙コップになみなみと注がれた『甘酒』を、あまったるくて全部は飲めないなあぁ…と、さてこの残りをどうしょうか考えていたら……

ドンッ……

と、人にぶつかり、わたしはよろめいて、友人のふわふわのファーコートの肩にこぼしてしまい……人生終わった感を体験しました。
友人は、
「気にしないで良いよ」
と、笑っていましたが、わたしとしては、せめてクリーニング代金をお渡ししなきゃと、咄嗟に思ったのだけど、最後まで、遠慮されてしまい、

もう、二度と『甘酒』なんて飲まない!

と、固く心に誓いました。
なので、『甘酒』には苦い思い出があるので、その時から今に至るまで、『甘酒禁酒』を貫いています。

本当は、大好きなコーンポタージュのお話をするつもりだったのに、いつの間にか『甘酒苦話』になってしまった。


ご拝読有難うございました🐰❄️




いいなと思ったら応援しよう!