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プラネタリウム《獅子座》

プラネタリウム《獅子座》
作】陽詩蒼空
性別不問 語尾変更可

皆さんは自分の生まれた時の星座を知っていますか?
星占いなどでおなじみの12個の星座。
俗にいう黄道十二宮(こうどうじゅうにきゅう)の事をさします。
自分の星座はどのような姿をしていて、どんな物語があるのか気になりませんか?
ここでは星座にまつわるギリシャ神話などをご紹介できればと思っております。

今回は7月23日~8月23日の獅子座(ししざ)についてお話しさせていただきます。
夏の暑い時期に、獅子座生まれの方は誕生日を迎えますが実際は、3月~5月の春に見られる星座になります。
大きな身体を夜空に横たえる百獣の王の姿を表したのが獅子座と考えられています。
獅子座の上半身を形作る「?」マークの様な星の並びは獅子の大鎌と呼ばれています。
また「?」マークの下の点にあたるところは3つしかない春の一等星のレグルスになります。
レグルスはその位置から獅子の心臓とも呼ばれているそうです。

それでは獅子座のギリシャ神話についてお話していこうと思います。
獅子座はギリシャ神話ではネメアの森に住んでいる人食い獅子として語られております。
獅子は度々村人や旅人を襲っており、多くの狩人(かりゅうど)が獅子退治に挑みましたが誰一人として敵いませんでした。
困った村人は全知全能の神ゼウスに祈りました。
ゼウスは狩人のヘラクレスに獅子退治を命じたそうです。
ヘラクレスの武器は森で見つけた樫(かし)の棍棒(こんぼう)のみでしたが遅れをとることなく獅子の頭を叩きました。
ですが獅子の様子は変わらず棍棒は半分に折れてしまいました。
獅子はヘラクレスに襲い掛かりますがヘラクレスは素手で戦うしかありません。
どうにか獅子の首を捕まえたヘラクレスは獅子がいくら暴れても放しませんでした。
こうしてヘラクレスは三日三晩獅子の首を絞め続け退治したと云われています。
そして倒された獅子は夜空に上り獅子座になったと云われています。

さて、獅子座についてお話してまいりましたが、いかがだったでしょうか?
人食い獅子と狩人ヘラクレスの戦いとして語られている獅子座のギリシャ神話でしたが。
もし夜空で獅子座を見つけましたら思い出していただければと思います。
それでは、次回は乙女座についてお話させていただこうと思います。

終わり

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