愛がなんだ

エステで機械にかけられていたら突然noteの存在を思い出して、書きたい感情が溢れてきました。

最近で一番モヤモヤした映画

愛がなんだ

恋愛体質なテルコ
人によって感じ方の異なるまもちゃん

学生時代の初めてどっぷり恋愛に浸かって留学の夢もお金も自律も失っていたあの頃の自分を思い出すが故に

もう戻りたくない という気持ちと
テルコを通して昔の自分への嫌悪感 が

蘇ってきてなんだかテルコを全て否定したくなってしまった。


でもその人にはその人の人生があり、他人が否定しても意味がないというのを今のモットーにしているが故、自分勝手な否定したい気持ちと否定してはいけないという自分なりの正義感を対立させながら見なければならなかったのでとても心が疲れる2時間4分でした。

根こそぎ心が持っていかれそうになるのは今泉監督のすごいところで、本当全てリアル

彼中心が故に彼からの連絡を待っている間は全てが暇つぶしになっているところ

家にいるのに、あたかも何かのついで会いに行きますみたいな雰囲気醸し出して用意してすっ飛んでいくところ

彼に依存しすぎて嫌われたくない感情が強すぎるあまりに愛情を履き違えた母親になるところ

自分の夢中になっている人を他人から遠ざけられたり、その人とのかたちを否定されることを心の底から嫌悪して、でもどこかで他人の考えが真っ当であることもわかっているが故に否定された事象への嫌悪から自己嫌悪が強くなるところ

でもそんな他の人や今の自分から見たら自分がなくて嫌だなあと思うところもその当時は二人でスウェット履いて夜中にコンビニにアイスを買いにいくことや夜中までビール飲みながらアニメ見ることや真夏のクソ暑い部屋で汗だくでセックスすることで全てが帳消しになってしまうのだから全力の恋愛は怖い

でも今思えば、学生時代に人に依存してダメな男にひっかかっていた反動で自律心が強くなったことや、そこから抜け出させてくれた次の彼にも感謝できたのでとにかく無駄なようで無駄にはしていない経験でした。

とにかく恋愛体質や依存体質な方や都合の良い人をやっている方、またその経験がある方には響き方が千差万別だと思いますのでぜひご覧ください。


気が向いたら書きますが、今泉監督の作品の中でもパンバス はとっても好きな作品です。



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