CHAGE&ASKAアルバム『TREE』発売30周年記念日！

1991年10月10日発売
CHAGE&ASKA アルバム
『TREE』
発売から今日で「30周年」になります。

1992年に発売された『月刊カドカワ』に、
CHAGE&ASKAの特集がありました。
その中に、「アルバム解説&完全ヒストリー」
という企画があり、
アルバム『TREE』についてふたりが話したことが、
とても興味深いので、ちょっと書いてみます。

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『TREE』

ASKA
「『SAY YES』のはずみもあって、
このアルバムはきっとたくさんの人達が
聴いてくれるだろうし、 いろんな人が
耳を傾けてくれることになるだろうし、
恐らく自分達の代表作と呼ばれる
アルバムになるんだろうなって思いもあったから、
もうひと緒志、もうひと押しって粘ってたら、
発売日延期になったという。」

CHAGE
「俺さあ、『SAY YES』ってチャゲアスの中で
飛び抜けた名曲打とは思わないんだよな。
ここ数年の流れの中にある一曲。」

ASKA
「そう思う。
もっといい曲は一杯あるよって言えるね。」

CHAGE
「でも、ま、今までのアルバムの中じゃあ
一番売れたし、御存知の曲も入ってる。
自分の中で驚くような
変化があったアルバムではない。
まだ作って時間が経ってないから、
何とも言えないけど。
『ENERGY』の〈ripple ring〉や
『PRIDE』の〈Breaks sn egg〉みたいな
冒険心は少なかったかな。
ただ、二人でメロディを書いた
〈MOZART VIRUS DAY〉は面白かった。

ASKA
「チャゲが前半のメロディを書いて・・・。」

CHAGE
「それを飛鳥に“後は頼む” って渡した(笑)。
後でつくづく思ったのは、
渡されるより渡す側でよかった、と(笑)。
後を続けるほうが絶対に大変だもんな。」

ASKA
「全く予想外の展開にしよう、と思った。」

CHAGE
「〈CATCH&RELEASE〉で思ったけど、
今までやってきたひとつひとつがいい方向へ
向かってる感じはあったね。
このアルバムでは詞もたくさん書いたけど、
頑張って書いてよかった。
曲を書くのも、詞を書くのも、
自分の中でもすごく自然になった気がするから。」

ASKA
「当たり前のことになっただろ。」

CHAGE
「そうね。今の俺達ってどんどん作って
発表していかなきゃいけないと思う。」

ASKA
「そうだよな。ほら、
結果的に誰にも聴かせないまま
ボツにする曲もあるだろ。
それはもう一生ボツだけど、
その中のひとつのメロディが
頭に引っかかっていて、
そこから全く新曲が生まれることもある。」

CHAGE
「とにかく真っ白な状態から始めるよね。
今までは曲を作るテンションまで高めるのに
時間なんてかかってたけど、
今は“よし、曲を作ろう”と思うと
すぐに集中できる。」

ASKA
「頭の中で曲作りスイッチがカチッて
ONになる感じ。」

CHAGE
「そうそう。でも、90パーセントできても、
残りの10パーセントで苦しむことってあって。
その10パーセントに三日もかける曲もある。
たったひとつのコードが浮かばないとか。」

ASKA
「詞も同じだろう。」

CHAGE
「〈誰かさん～CLOSE YOUR EYES～〉
がそうだった。なんか違うって二日も悩んだ。
それで“誰かさん”と“どうぞ、ありがとう”
を見つけて、これで歌えると思った。
その点、お前は〈クルミを割れた日〉
何でかけていいなあ(笑)。」

ASKA
「子供の頃にクルミを割っとくんだったな。」

CHAGE
「割ったのは、
せいぜい梅干の種ぐらいだもんな(笑)。」
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以上のお話を読むと、
本当は発売日が「10月10日」よりも
前だったみたいですね。

ちょうど当時、
1991年9月28日から
コンサートツアー『SAY YES』がスタート。
この初日よりも前に発売したかったと考えると、
「10月10日」の発売は奇跡のようですね。

この1991年から約3年間の「10月10日」の
当時は「体育の日」は、
チャゲアスの作品のリリースや
コンサートの初日があったり、
祝日でしたから、ラジオ出演があったり、
ファンはチャゲアスに会える日と
楽しみにしたものです。
2021年の「10月10日」も代わりなく、
チャゲアスに出会えた、
その想い出を懐かしく思い出す
記念の日となっています。

その想い出のはじまりが
アルバム『TREE』だったわけです。

ちなみに、
アルバムジャケットは、
ASKAさんがブログで話していたとき、
デザイナーの西本和民さんが担当したと
おっしゃっていました。

西本和民さんのお母さん様は、
面白い写真を撮られると有名な
熊本の西本喜美子さんです。

ASKAさんが西本喜美子さんの
活動を紹介しているブログがありますので、
こちらに貼っておきます。
ASKAさんの影響で西本喜美子さんのことを、
ASKAファンの〈Fellows〉は
「キミちゃん」と呼んでいます。
https://www.fellows.tokyo/blog/?id=736

(ニックネーム)
ねね&杏寿より
(旧ひまわり&洋ちゃん)
(Instagram)
https://www.instagram.com/himawariyangchiyan/

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